めいの命日〜序章~1章(前)〜

６月１５日（火）イチゴ飴と夏風

えーー皆さんこんにちは。

只今、歩道の端で突っ立ってこれを書いております。めいです。

夕方５時の曇り空。鳴き方が未熟な、名前も知らない鳥の声。涼しい初夏の風が、傷だらけの両腕をさらりと撫ででゆく……

ってハイハイすみませんね。なんでこんなとこ突っ立ってんのかって。さっきから私は社会教師をここで待っているんですよ。スマホとイチゴミルク味の飴を片手にね。もー！さっさと来なさいよ！日に焼けるでしょう？！

ということで退屈なので、事の発端と今日の出来事を話しましょうか。

起床５時半ー！一見余裕に見えますけど、数時間前に見事に寝落ちしてるので課題がピーンチ☆大変だ。大慌てでやってたんですけど、ここで気が付く。英語のワークの答えの冊子、学校に置いて来たああああ！！！ヤバい。今日が絶対の期限なのに。ヤバい。ひじょーにヤバい。「ヤバイ・ヒジョーニ」って名前に改名してやろうか（混乱）。ああもう、これは…ダメだ（死）。

ってことで早く登校して、ちょっとでも進めましょー。で、久々の１番のり登校♪そしたら担任が来て、めいさん早いね～って言うもんですから、答えの冊子忘れちゃってワークの丸つけ出来てますぇん…と話したら、「あぁー…しょーーーじき言って、べつに良いよ。提出物よりテストの点のが大事だもん。めいさんだから言うけどさ（苦笑）」と。

やったー！救われし私の魂（まだ混乱中）。

そーいうわけで救われし朝（謎）を過ごし、来ましたよ。体育が。ああ…（泣）。

なんかねぇ。「だから跳んで良いって言ってるだろ？！跳べるんだよお前は！」って言われるんですけど、跳んで良いってどーゆーことなのおおお（泣）。跳んじゃダメだ！って思ってるわけじゃないんです。跳べないだけなんですううう（言い訳）。「俺はお前らが出来ることしか要求しない」って言われたけど、跳べんからあああ！！

…あとさぁ。何が嫌って、べつに私は跳べないことはそこまで気に病んでません。昔っから運動は全部出来ないもん。十何年、ずっとそうだった。だから跳べないなんてのはもう慣れたよ。けど、校舎から教師が時々見ているのがとてつもないストレス。今日は職員室の窓から教頭が見ていて吐き気。いっちばんいて欲しくない人がいる…おええ（吐）。

何？私の無様な姿なんか見て楽しい？楽しいか。楽しいよねそりゃあ。優越感と背徳感に浸ってるんだもんね。ハハ。

と、思ってましたがあの時は。本気じゃありません。体育が辛すぎて捻くれてるだけです。ええ。許してクレメンス…。

でも今日は運動苦手仲間と一緒に結構ほのぼの出来たんですよね。体育教師が他の人の指導に忙しくて目が届かなかったので。だから今日はマシ。うん。

あ！！！！！そういえば！！！！

実は先日、私のだーーい好きな元社会教師の誕生日でして。私、ちゃぁんと覚えてますからねフフフ…（追う相手は変われどストーカー歴８年）。だから国語教師にお願いして、私からおめでとうって伝言していただいたんです！えへへ（変態）。

そしたらその連絡にお返事が。「覚えてたんだ！すごいね！でももう誕生日が来て嬉しい年齢じゃないんだよなぁ(笑)」とのことらしいでっす！うっしゃあ！わーいわーい！！！

どうしようホントに！離任したのに連絡出来ちゃったよ！国語教師経由での連絡ではあるけど、少なくとも私のこと思い出したはず！

はぁああ結婚したい。年齢がーって言ってますけど、私としては、年齢重ねるほど結婚を焦るだろうからありがたいんですけどね（性悪）。もー私と結婚すりゃあ良いのにねぇ。ってわけにはいかないかぁ。でもどうやら元気してるみたいだし、ホント良かったです！しつこいとか重いとかいう発想は私には存在しないんで！ウフフ。

そーんで、現、社会教師がまた私の家の前走るって言うんで。ほーん。じゃあ会ってやんよと。

「ホントに走るんですね？」

「いっつも窓辺で先生が来るの待っててくれるもんね～（ニヤリ）。愛が伝わるよ…（手でハート）」

「（引）……あ、いや私は浮気しないんで！！オホホ（笑み）」

そうそう。私には「元」社会教師がいるんだも～ん。浮気なんぞしてらんな～い。オホホオホホ。でもまぁ会ってやるけど、ね。

浮気者じゃぁないもーん。べつに色んな人のこと好きで良いじゃん。付き合ったりするなら別だけど。彼のことも彼女のことも、元担任も元社会教師も、みんな好き。たまに、もしかして全員、本気で好きってわけじゃ無いのかなぁって、思ったりもするけど。

で、帰宅してから、うーんせっかく学校外で会えるんだし、何かしたい。……あ、あげよう何か。物を。うーんと、飴くらいでいっか。おしプレゼントしよう。

と、いうわけでイチゴミルク味の飴を持って、窓辺で待ちぼうけ。それと、半袖で会ってやろう。うん。走る時はメガネしてないから傷までは見えないかもだし、何より、信頼してる人には見て欲しいし～（理解できないかもしれませんけどそういう性格です）。

そしたら５時過ぎ、家の前を走り過ぎていく姿が見えたので、道路の方に出て来たわけですが。まぁさっさと走っていっちゃいましたので、Uターンして戻って来るのを待っているところです。

…と、ここまで書いてる最中に実はもう会ってきました。ので書きますね。

「やぁこんにちは。偶然ですね」

「…はぁ、偶然ですね(偶然ではない)。……って歩いてんじゃん！」

「５分走って５分歩く。そうしないと腰が粉砕するかｒ…って何それ。あ、どうも（イチゴミルクの飴あげた）。」

「そんな無理してまで走る必要無いじゃないですか（怒）」

「んぁ？ああ、痩せたいんだよ」

「（苦笑）」

「…あ、住所なに」

「じゅうしょ？！」

「うん。手紙出すから教えて。住所。」

「え、怖っ(笑)」

うーーーん何を考えているんでしょこの人。まぁ住所くらい教えてやるけど、ホントに出す気なんでしょうか。だとしたらヤバいですよホント。来ないとは思いますけどもしホントに手紙届いたら報告しますね…(汗)。

にしても体型気にするところがモロ元担任なんですケド。元担任も頻繁に、自分の体型の話してたんですよ。太ってる〜って気にしてて。そんなことないと思うんだけどなぁ…。

そういう思考まで同じだからもはや同一人物ですホント。やんなっちゃう。

ま、にしても会えて良かったですね、まぁ。楽しかった。