第114話 豪快なステーキ


よし、Lv131になった。


あれから丁度半月後に全員がLv131へと到達した。


「よし、昼前に全員上がり終えたな。昼からどうする?」


「先生に相談してみるけど、まぁ、話し合いが昼ごはんが終わったら有るだろうな」


「あー、なら後でいっか」


ここ数ヶ月の間ほとんどダンジョンの中に居たためもう今ではすっかり全員がダンジョン生活に慣れてしまった。


食糧は1ヶ月分が王城に届くのでそれを貰いに行っている。そしてその食糧を皆でご飯を作り食べているので、結構長い自炊のキャンプを学校の行事で行っている感じだ。朝は朝食と昼食を作ってしまい、朝食を食べLv上げに行き昼は朝作った昼食をマジックバック(食糧用)から出して食べている。夕食はLv上げが終わってから作り食べている。


風呂は1週間に1回ダンジョンから近い温泉に入いりに行って疲れを癒している、それ以外は身体を綺麗にする魔法を覚えたのでそれを使って生活している。


服は服用の綺麗にする魔法を使って綺麗にしているが、今身体を綺麗にする魔法と衣類を綺麗にする魔法を合わせて1つの魔法にしようと頑張っている最中だ。


文字だけを見ると簡単そうだがいざやってみるとなかなか難しい。身体は外を綺麗にすればいいが衣類は外も内も綺麗にしなければならないのでそこの調整が一番難しい。


後は繊維の中も綺麗にしたいよなぁ、スライムが も使われてるから繊維の部分はあまりないけどな!まぁ、どの衣服でも使えるようにする為だから余計難しい。


「んーん……どうすれば出来るのか」


「ゆーちゃん?何してるの?そろそろ昼食だよ。ご飯食べよ」


そんな事を考えていると孤子佳が昼食だと声をかけてくれた。


「ん?ああ、今行く」


このダンジョン攻略を始めた時から決めてある事が幾つかある。その1つは皆でご飯を食べる事と言うのがある。そのため毎回食事の前に土で円形の座れる部分と机を作りそれをコーティングして全員で食べている。


席に着くとトレイに行っていた者が帰って来たので誠が全員居る事を確認し、食事前の挨拶を言う。


「食事が終わったら話し合いが有るから終わっても待機しといて、それではいただきます」


「「「「いただきます」」」」


頷きながらいただきますを言い昼食に箸を伸ばして食べ始める。


「美味、豪快なステーキ作ったなぁ、我ながら」


「朝の内にLv上がりそうだったからね」


「それに豪快なステーキ食べたいって言い出したのはあなたよ」


「そうね、ゆーちゃんが食べたいって先月言ってたから買って貰ったのよ」


席は特に決まって無い。今日の藍那は俺達の近くで食べる事にしたようだ。


「でも貴方ちゃんと野菜から一口目は食べるのね、すぐにお肉を切り分けて食べるかと思ってたわ」


そうした方がいいんじゃなかったか?だから野菜から食べた。もぐもぐ


「……ゆーちゃんはお肉食べてて喋れないようね」


「はぁ、なんでそんな頬張って食べないといけない大きさに切るのよ」


呆れ顔の藍那を見て孤子佳も見てみよと視線で話しかける。


「何?……孤子佳ちゃんも何してるの……服にあぁ……」


タレが服に落ちたな。まぁ、魔法で何とかなるから大丈夫だろ!


美味い!

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