第74話 上司出しなさい!

 車の調子が悪くて修理に出しておりました。

 先週の車屋さんとのやりとり。

「部品取り寄せて修理に一週間程かかります。月曜日にはお渡しできると思います」

「では、月曜日に代車でそちらに伺いますね」


 で、本日。

 11時過ぎ、車屋さんに到着。

 受付のお姉さんに、名前と車を取りに来たことを告げると、何やらアタフタしております。


 まさか、まだ修理終わってない?

 おいおいおいおい、三月の車検の時もお兄さん車を取りに来るの忘れてましたよね? もしかして、またやらかしたん?


 ビンゴ!


「すみません、今日の夕方にできます」

「夕方、孫が帰って来るので家に来てもらえないですか?」

「いや~、人が足りなくて……。 火曜日は休みなので、水曜日に来て頂くことは?」


 はぁ???

 ちょちょちょ、ちょっと待って!

 保険会社には、今日修理が終わって代車を車屋さんに置いてきますって、話を通しているんですよ。

 ガソリンも満タンにしてきました。


 えっ? それ、全部やり直しですか?

 あのねあなた、三月の車検の時も忘れてましたよね? 

 もうこれで二度目ですよ。

 あんたはもういいから上司を出しなさい!


 と心の中で思いましたが、夕方4時半(孫が習い事に行っている隙間)に再度車屋さんに行きました。


 当然、お兄さん謝罪してくれると思いきや、いらっしゃらない。

 マジですか……

 せめて、受付のお姉さんに伝言するとかなかったですか?


 そうですか。

 そんな対応なんですね。

 えぇ、いいんです。

 もう、そちらにお世話になることはないと思いますので……


 でも一言いっていいですか。

 ミスは仕方ないです。

 ただ、フォローはしっかりしてほしいのです。


 人が足りないって断る前に

「人が足りない状況ですが、二度もお客様に足を運んでいただくわけにはいかないので、何とか対応させて頂きます!」


 そんなドラマみたいなセリフ言ってもらいたかったな。

 

 



 


 

 

 



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る