第22話 パーティ機能
ギルド募集で集まった人と会う日当日、一応見た目はちゃんとしないと、と思いダンジョンで入手したアイテムを売り、高級ブランドのジャケットとサングラスをして集合場所に向かった。こういうのは長く使えるのでいいものを買ってもいいと思っている。
皆が集まったので話し始めた。
「初めまして、このギルドを作りました、鋼です、よろしくお願いします。とは言ってもギルド機能とかないし仮なんですけどね笑」
それぞれの挨拶を済ませ、みんなのレベルや職業を差し支えなければ、ということで聞いたところ
女子大生 Lv.011 魔法使い
男子大生 Lv.008 剣士見習い
主婦 Lv.001 生産見習い
元会社員 Lv.013 剣士
だった。ステータスは当時の俺の称号のないくらい、そこまで変わらないか。
俺は魔法使いの女子大生ちゃんに前に使っていたスケルトンの杖をあげた。
これはもちろん贔屓ではない!断じて!
さらに剣士見習いと剣士の2人には、以前生産で作りすぎたスケルトンソードをプレゼントし、主婦は、すいません、何もないです。
その後俺たちは迷宮に向かうことになった。皆迷宮突破はしたことがないそうなのでスライム迷宮を案内することに。
するとみんなの頭の中にアナウンスが流れた。
パーティ機能が追加されました。パーティでは均等に経験値が割り振られます。リーダーとメンバーを設定できます
パーティ0/6
リーダー
メンバー
み、皆んな聞こえた?と、いうことでパーティを組み俺がリーダーになりスライム迷宮に向かったのだ。
道中みんなに戦い方を聞くと主婦は戦ったことがなく、マテリアル迷宮で少しアイテムを拾って売って小遣い稼ぎをしていたらしい、ある意味正解かもしれない。さらに生産の調理が気になるらしくそれについてもらうことにした。
女子大生は魔法をぶっぱしたいらしく男子大学はガンガン剣で切り倒したい、元会社員は怪我をしたくないので盾で守りつつ剣できる、という形で戦っていたらしい。
その証拠に今は中華鍋を盾がわりにしてスケルトンソードを持っている。
と、いうことで、勝手ではあるがそれぞれの職業のおおよその未来が決定したのだった。
俺は一人でダンジョンをどんどん攻略していきたいし、この4人でバランスの良いパーティができればな、と思っている。
その後は慣れた感じでスライム迷宮をクリアし、月に一度みんなで狩りをしよう、ときめ解散した。
世間の強さがわかって非常に有意義な1日だった。
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