第20話 妖精王との謁見
転移すると目の前にエルフの女性、レイナが立っていた。
「よくぞヘルハウンドを倒してくれた。エルフは火属性の攻撃が苦手でな、困ってあったのだ。助かる」
「いえいえ、それより、ここは?」
「ここは妖精の森、5階層、いわゆるボス部屋というやつじゃな。そして我の後ろに居られるのが母上じゃ。」
「よくぞヘルハウンドを倒してくれた。褒美をやろう。」
俺は世界樹の葉を手に入れた。
…世界の創生の頃からあると言われる大樹の葉。完全回復薬の調合に使われる。
「そなたのレベルではまだ使えないであろうが、いずれ使えるだろう。
あとは精霊だったな、我の契約精霊に頼もうではないか。来てくれ」
と言うと空が光だし、一体の精霊、いやダンディなおじさまが現れた。
「我は精霊王、ランリュウという名前を授かっておる。精霊との契約だな、ふむ、貴様には火の精霊と相性がいいようだ、火の下級精霊サラマンダーを授けよう。」
下級精霊、サラマンダーと契約しました。
ステータスに補正が入ります。
炎魔法の攻撃力が1.5倍、鍛治能力の成功確率UP。
一応この人たちも鑑定しておくか、、。
レイナ
…エルフクイーンの娘、高い知能と風魔法を操る。風の上位精霊ジンと契約済み。
ライラ
…現エルフクイーン、妖精王、高い知能と風、水魔法を操る。精霊王ランリュウと契約済み。
ランリュウ
…精霊王、全属性の魔法を行使できる精霊の王。
と、とんでもないな…。
本来はこの人たちと戦う想定でAランクダンジョンなのだということと、ステータスだけなら勝っているということを知らない主人公であった。
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