第9話 世界の現状

次の日、世界各国は協力をし一週間自宅待機命令が出た。

どうやら日本に28ヶ所、アメリカやロシア、中国、フランス、ブラジルに合わせて144ヶ所のダンジョンが出現したらしい。

自衛隊が出動しダンジョンやダンジョン周辺を探索、さらに国が素早い対応でダンジョンの調査を行い一ヶ月が経った。


国は新しく、冒険者という職業を発表し、18歳以上の男女で実技試験に合格したものはダンジョンへの入場を許可された。

ダンジョン内のモンスターには通常の攻撃が効きづらいことや、ダンジョンによって敵の強さが違うことが発表された。

自衛隊が突破したのはゴブリンダンジョンというものらしく、クリアした時にアナウンスが流れ、ダンジョンについて教えてくれたらしい。

ダンジョンはそれぞれ、S級からE級まであるらしく、俺が挑んだスライム迷宮はE級、自衛隊が挑んだゴブリン迷宮はD級らしい。

それが世界各地に散らばっているらしい。

さらに魔物から取れる魔石は新しい資源として高値で買取され、ダンジョン産のアイテムは科学では表せられないものが見つかったため高額で取引されるらしい。ゴブリン迷宮では無限水筒というアイテムが発見され、飲んでも水がなくならないらしい。

さらに自衛隊の中にはアイテムボックスや鑑定、魔法なども覚えたものいるそうだ。


早速俺は冒険者になるため試験を受けに行くことにした。どうやら筋力テスト、持久走、サバイバル知識の試験のようだ。

サバイバル知識は趣味だったため簡単に解けたし、筋力テストや持久走はステータスが上がったおかげか難なく突破し、見事冒険者になることができた。今回の試験では1000人近く試験を受けたのにも関わらず、合格したのは30名程度であった。さらに冒険者ランクが与えられ、自分のランクより一つ高い迷宮までしか挑戦できないようになっているらしい。今回俺はEランクからのスタートだったのだが、後日スライム迷宮の突破を伝え、Dランクに上がったのだった。


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