第225話 さにーさいど

「どしたの?」と、菜由が来て。


愛紗は「ううん、なんでもない。ごはんたべよ!」と。にこにこ。


菜由は、なーんとなく不自然な愛紗が気になったけど。

まあ、いいか。と(^^)。



友里絵と由香も、一緒に。ごはん。


今朝は、テーブルに目玉焼き、と言うか

ベーコンの上に生卵が乗っていて・・・ちいさなフライパン。

キャンプ用みたいな固形燃料で燃えている。


ボーイさんは「お好みの焼き加減でお召し上がり下さい。」



友里絵は「面白いね。」


由香は「半熟とか、しっかり焼くとか。」



焼き物用に、金属の菜箸が置いてあり・・・

友里絵はそれで、フライパンを叩く。


♪~ちーん~♪


いい音(^^)。



友里絵は手を合わせて。拝む。



由香が笑って「ばか」



友里絵「お手々のしわとしわをあわせて、しあわせ」



由香「まだやっとる」



友里絵「なーむ~♪」



愛紗「TVでCM流れてたね」


菜由「田舎だなぁ」



由香「大分駅の前の商店街にあったね、お店」



友里絵「しあわせ少女、ゆりえちゃん」



由香「一生やっとれ」



菜由「ははは。おもしろい子」



今朝も、バイキングで食べられる。

高菜ごはんもいいかなー、なんて愛紗は思う。


その他、お粥もあったりする。



「お粥って、お米から炊くとおいしーんだよ」と、友里絵。



由香「そうなんだ。友里絵、料理得意だもんね」

今朝は、トースト。


菜由「そういう感じだね。」

しっかり、ごはん。


友里絵「意外じゃない?」

ロールぱん。「指宿おくらパン」「紫芋パン」 よく食べる。


菜由「なんとなく」



お味噌汁は、今朝は白。

大根と若布。


漬物数種。つぼ漬け。


「甘くていいね」と、友里絵。



「鹿児島特産」と、菜由。



「そーなんだ」と、友里絵。





サラダバー。面白いのはこんにゃくがあったりする。


友里絵は「いっぱい食べなきゃ。」



由香「そだな。」


友里絵「よく出るように」


由香「きたねーなぁ、まったく。まあ、誰もいないからいいけど・・・。」



菜由「ははは」



愛紗も、いっぱい食べようかな、と・・・。




ドリンクバー。

地場の牛乳、オレンジジュース。

ふつうの水。これが、おいしい。


トマトジュース。野菜ジュース。


コーヒー。冷たいの、温かいの。

エスプレッソ、カフェ・ラ・テ。


「ラテってなんだろね」友里絵は、ミルクを硝子のコップにつぎながら。


「さあ」と、由香。


「テラならこっちだけど」と、友里絵は掌を合わせて(笑)


「癖になったか」と、由香。


「なーむー♪」友里絵。



「牛乳飲みすぎるなよ」と、由香。


「あーい。出るもんね、すぐ」と、友里絵。




「きたねーなぁ、ほんと、アホ!」と、由香が張り扇、は、なかったので平手(^^)



「あ、クロワッサンもあるー。焼いてたーべよ」と、友里絵。



「パン好きね、友里絵ちゃん」と、愛紗。


友里絵は「うん。なんかね。サンドイッチよく作ってあげたっけ。タマちゃんに。」



由香「そうそう。店でね。あのコンビニってFFもやってるから。キッチンがあるの。」


菜由「いいなぁ、そういうの」



食べてもらえるのが嬉しい。そういう感覚は・・・・なんとなくわかるな、と

愛紗は思う。




「食べきれるだけもってけよ」と、由香。



「あーい。ママ」と、友里絵。にこにこ。



「友里絵ちゃんのお母さんって、お世話好き?」と、菜由。



友里絵は「ううん、ほったらかしタイプ。おばあちゃんかな。可愛がってくれて」



菜由「そっか」と、にこにこ。




いいなあ、そういうおばあちゃん。って

愛紗は思った。





ご飯食べて。


「あーいっぱい食べた!」と、友里絵。


「太るな」と、由香。



「タマちゃんがね、「女の子はいいんだよ、太ってたって。元気な方が」って」と、友里絵。



由香は「それでか」笑う。「あんた、元気だけはあるもんね」




友里絵はにこにこ「うん!」




菜由は「いいねぇ、いつも元気で」



愛紗は「ほんと」




由香「バカでも元気が一番」



友里絵「ははは」



「笑ってていいのかいな」と、由香。


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