2020.11.24

 都内某所。私は今、自分を含め3人で会話をしている。

 

 私から見て右手側に座っているグレーのパーカーの袖を腕まで巻くっているのは、少し細身の20代という若い男性で特技は乗り物の運転なら何でもござれというとんでないドライバーだ。あと座っていて分からないと思うが、身長は180cmを超える高身長だ。見た目的に普通にモテそうではあるのは間違いない。


 次に私から見て左手側に座っている黒を軸としたゴスロリ? 姿をしていてかつビー玉のような半透明の球体を手の上でコロコロと遊んでいるのは、身長が140㎝位と低めの見た目10代になりそうかぐらいの少女だ。目に隈がある以外は至って普通の少女だ。目に隈がある以外は。


 そして肝心な私自身だが、歳はフワッと10代とでも言っておこう。身長? 忘れた。運動神経は良いほうかと、あと成績は中の上。今はこの個性が強いのか分からない二人と一緒に活動しながら無気力な生活を送っている。


 3人で一つのテーブルを囲んで座っている状態である。テーブルの上には紙が複数枚あり、内容は私たちが研究員&被検体を装い、とある研究施設を再起不能にした後に施設そのものを爆破、自分たちはヘリに乗って脱出っといった内容とその目標の施設の地図と階ごとに分割された案内表みたいなのが置いてある。


 これを聞いて分かったと思うが私たちは、表の人ではないことを。みんなが普段生活している社会の裏側で色々と行動をして報酬をもらってる身だ。つまるところ暗部の人達である。


 今日は私達宛にされた依頼内容の確認を行い、それから動く予定である。


 確認したのち、私たちは依頼人の仲間が運転する車に乗り込み施設に向かう。進入路とかは大方把握しているのでそこまで苦労せずに進入できた。そこからとんとん拍子でことが順調に進んでいった。私たちは優秀なんです。


 そして私たちは脱出に向かって屋上に向かう途中のエレベーターに乗っている。ここまで来るのにいくつか爆弾を仕掛けてきたので、このまま脱出用のヘリに乗っておさらば、この建物はドッカンである。

 

 ウイーンとドアがあき、ヘリまで行こうとしたその瞬間に地鳴りが起き、自分たちが立っている場所が大きい揺れた。へ!? マジ!? 速すぎない!? 私たちはことを理解すると同時に急いで向かった。


 今は脱出用のヘリに乗っている。みんな間に合ったのである。私たちをのせたヘリコプターは、目的地まで飛んでいきそこから自分たちのアジトまで帰ることになっている。今回の依頼は冷や冷やする羽目になった。

 

  

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