時間旅行と記憶

日々の積み重ねが、記憶。

それが、、やがて性格とか

人柄とか、言われているけれど

ずっと、同じ人柄であるわけでないことは


古くから、精神分析学が述べている通りだけれども



記憶の中でも、幼い時の記憶は

覚えていない事が多いし、初めて


体験する事ばかりなので、結構

印象が大きい。


それで、性格に影響が大きい、とか

言われている。


なので、神様がめぐの人生を

最初からやりなおす、と言ったのには


それなりに、意味があったのだ。



めぐだけでなく、この、めぐが住んでいる時空間に、魔物が入り込んで

エネルギー源である、ひとの悪意、敵意を煽ったせいで


この世界が、すみにくくなった。


それを、最初から直すのは

神様としての使命感であるのだろう。




もちろん、この事を知っているのは

ルーフィと神様、それと天使さんくらいだろう。


魔王も知っているかもしれないが。




もちろん、めぐの父母、祖父母ですら

このことは知らされていない。



一晩で、一気に時間を逆転させて

また、元通りにする、そんな事が

できるのは神様くらいだ。


変わった夢を見た、くらいの

認識で


記憶違いの出来事があったり。



そんな事が誰にでもあるし、

正夢、なんて言葉もあるけれど


それらの時々は、時間旅行かもしれない。




そういう記憶が積み重なって人柄ができるなら


自由に時空間を旅行できるひとは

自由な人柄、になるのだろう。

覚えている事が、

4次元で並んでいるので、発想も自由自在である。



ただ、恋愛となると別かもしれない。


好悪の感情は、複雑だ。

善良な人柄、即ち恋愛対象とも

限らない。


一見大人しそうな女の子が、ロックミュージックを好み

攻撃的な男の子に恋する事だってある。



その場合は、恐らく

周囲への配慮でおとなしく振る舞っているけれど

本当は、攻撃的になりたい、と

心が叫んでいるのだろう。






めぐの、魔物体験が心からなくなった事で、

奇妙に臆病なところ、生への諦観のような

年齢の割におとなしいところ、などが消え失せる。



そうすると、それを好ましいと

恋心を抱いていた人などは、そう思わなくなったりする。



誤解が誤解を呼んでいて、うまくいっていた友好的関係などは

ダメになったりする(笑)。



そういう事も、一晩のうちに起きたはずなので



いろいろ、ルーフィたちには

異変に見える事もあったりも、する。。。




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