20220625 製本できんかった

 プリンターとの格闘を終えて本文を折り、折り目に水を引いて落ち着かせ、重りを乗せて休ませて……。

 ってやってたら母上に草刈り招集されちゃってそれ以降作業できんかったです。はっはっは。

 本文はきれいになったので一晩重しの下にしておこう。




 今作ってる本は、通っている製本教室の最終課題でして。

 一頁だけ、写真のところがあって。


 職場で冬に撮った「霜の花」の写真。

 「霜の花」っていうのはそのへんに咲いているお花のことではなくて、

 寒い日に窓が凍ってつく氷の模様がお花のように見える、って現象です。

 昭和の模様の入っているガラスの発想元なんじゃないかな、と思っているくらい

 ああいう模様ができるんです。


 しかも、気温や湿度で模様が変わる。

 同じ模様は二度とできないんです。



 まだ仕事やってたときに、冬の職場で「霜の花」の写真を撮って、

 それをトリミング(正確にはillustratorのクリッピングパスで切り抜き)して

 頁に配置。


 そこで、ふと迷いが生じまして。



 写真は違う日の、同じような時間に撮った二枚があって。


 一つは暖色の光が入っているもの。

 オレンジ色、みたいな。


 一つは寒色の光が入っているもの。

 水色より白に近い感じ。


 


 どっちにしようかなー、って。




 模様はね、どっちも違くて、私的には暖色のほうの模様も好きだったんですが。

 本の内容的には寒色のほうがいい気がして。



 で、困ったのでLINEしました。

 大学の友達グループに。




 同じ学科で、授業の傾向が違ったり、ゼミが違ったり、やりたい方向が違ったりしている四人組で、なんだかんだ休み時間に会うとずっと話してた子たちで。

 語ろうと思えば一晩余裕だし、なんなら通話つなげて夜通し作業とか、私の家に来て夜中まで作業とか。


 サイゼで語ったこともあったなー。


 

 いつも的確にアドバイスをくれるのは彼女たちだったので。




 で、写真を載せつつ「○○って言葉ににあう写真は?」と質問。



 すぐに「寒色のほう」って返事がきました。





 一生友達でいてくれー。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る