第15話 サイレントマジョリティ

おはようございます。


先日、テレビで興味深い単語を耳に致しましたので、

今回はその話をしたいと思います。

「サイレント・マジョリティ」直訳すると、「物言わぬ過半数」といったところでしょうか。アメリカの第37代大統領ニクソン氏が演説で使ったのが起源と言われているそうです。演説の内容は、「yes,no,賛成、反対をはっきり発言している人はいい。黙っている皆さん、このままでは賛成として数えられてしまうんですよ?発言をしていきましょう。」といった内容のものだったようです。


それを耳にして、最初はなるほどと思っていたのですが、次第にちょっと待てニクソン、という気持ちになってまいりました。私自身が典型的なサイレントマジョリティだからです。発言しない人達の気持ちを考えて、演説をしたのか?と思うと不信感が募ります。答えがAになってもBになってもどちらでも構わないと考えている人はキープサイレントで問題ないと思いますが、私のように「どうせ、私の話を正しく理解してくれる人はいない」という考えで話をしない人間に対して、一方的に「いいから口を開け」というのは乱暴な気がするのです。恐らく大統領は絶大なる権力を持ち、自分の話を正しく理解してくれる人たちを従えていて、どんなに話をしても、正しく理解して聞いてくれる人が周囲にいないという状況を体験した事がないのではないでしょうか。


そう思うと、政治にさほど関心のない私ですが、100年以上前のアメリカ大統領に不信感を抱いてしまうのです。これはいけないと思い、発想を変えていく事にしました。いつか私も自分の話を正しく理解してくれる人と話をしてみたい。そのために今自分がなすべき事はなんだろう。正解が明確に分からないのですが、半年後の自分、一年後の自分はこうありたいという目標をたて、最終的な大きな目標を達成するために、日々の小さな目標に向けて自分を高めるべく頑張っていきたいと思った出来ごとでした。


本日も笑顔で宜しくお願いします。

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