第36話 家族があなたを苦しめるのなら逃げればいい(その2)
家族を自分のエゴで放棄することの是非の基準は何か? 自分にとって人生を賭けるだけの価値があるかどうかです。世間のモラルや義務感ではありません。
そもそもこちらが家族の事を考えて全精力を費やしたとしても、相手はそのことを少しも感謝せずに、むしろ小心者の甲斐性なしと腹の底で侮蔑している場合が、多々あるのです。まあそういう風な家族にしてしまったという点であなたにも責任がありますが。
どっちにしろ、この人生論を読んでいるような私と同じ凡人にはどうにもならない事です。家族とはただあるだけで価値があるのではありません。家族は互いに尊重し合って初めて意味をなす存在なのです。双方向性なのです。
ですから相手がこちらを尊重しないのなら、遠慮することはありません。捨ててしまいなさい。扶養して軽蔑されるか、放棄して罵倒されるか、選ぶのはあなたです。私なら一緒にいて侮蔑されるよりもきっぱりと縁を切って、憎悪されるほうを選びます。
その方がすきっとするでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます