第363話 ときをこえて太陽があるよ

 なんでもないときを基準に


 おだやかなときは温かく


 つらいときは冷たく寒い


 そんな風に感じる


 つらいときが早く終われば


 自身で温かさを取り戻すことができるけど


 それが続くと冷たいもの対して敏感になって


 温かさを感じなくなってしまう


 だけどね


 人と人はつながっている


 声に出された言葉でなくても


 書かれた言葉で温かさを思い出したりする


 そしてそれは時空を超える


 だって何百年も前に生きていた人が残した言葉で


 元気になったり勇気づけられたりするんだからね


 だから君は一人じゃない


 目の前に人がいなくても


 必ずどこかに君を助けてくれる人がいるよ


 雲をわって君を照らす太陽のような人がね

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