第361話 凍

 凍る


 凍る


 心が凍る


 命が凍る


 動かなければ


 何もしなければ


 どんどん


 凍っていく


 そしてそこには


 寒いや冷たいはない


 ただただ


 動けなくなっていく


 それが嫌なら──


 泣け!


 叫べ!


 拳を突き上げろ!


 天に太陽があったとしても


 希望の言葉をかけられたとしても


 受け止めて感じなければ同じだ


 カッコつけなくていい


 泥臭くていいんだ


 君は君の思うままに行け!


 諦めるのはまだ早い


 君は生きているんだから! 

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