幕間

登場人物紹介

 読み飛ばしても大丈夫な回。

 誰だっけ? となった時に見ると便利かも。

 一章のネタバレなのでまだ一話から十八話を読んでない人は読まない方がいいかも。


【大烏編】

◆ニコ

 年齢:12歳くらい

 黒い髪に褐色の瞳。そばかすがある。

 浅黒い肌。

 狩人ハンターだった祖父ダダンに懐いていて、色々な狩りのコツを教わった。

 観察をすることが大切だとわかってからは毎日、村の外へ出て生き物たちの観察をしている。

 龍騎士ドラグライダー狩人ハンターに憧れている。

 両親はニコの夢は理解しているけれど危ないことはあまりして欲しくないため心配をしている。


◆ヴォルト

 四本脚の烏に似た大型の鳥。雑食で賢い。幼体は瞳が青いが、成長すると黒く変化する。

 何故かニコのいる村近くの森に住んでいた幼体。独り立ちしたばかりだと思われる。年齢は三歳前後。

 伝承では獣に似た鳴き声は雷を呼ぶことが出来ると言われているけれど、大烏ニフタが見られなくなってからは雷を利用して狩りをしたという説が有力だと言われている。

 実際はどうなのかわからないが、大烏ニフタの鱗や羽根が雷や熱を防ぐことだけは確かだ。



【空の龍編】

◆セレスト・カエルム

 主人公。

 物語開始時は15歳(成人が16歳)

 カエルム家の次男。

 耳にかかる程度に伸ばされたブロンドの髪。真っ直ぐな髪質

 瞳の色は水色。

 龍騎士ドラグライダーの家系に生まれた次男。

 幼い頃に母から聞いた昔話に出てくる全てのドラゴンを束ねる巨大なドラゴンに憧れを抱いている。

 ドラゴンと心を通じ合わせて相棒になるのが夢。

 ドラゴンを道具だという父親と兄の言葉は苦手だが、兄と父の仕事姿や、ドラゴンとの関わり方には好意的。素直になればいいのにと思っている。

 大型ドラゴンに乗ることに拘っていて、従来のやり方を嫌がっていたら最初の騎乗用ドラゴンを探すのが遅れてしまった。

 父と兄はセレストが体が細いことや、気性が優しいことを心配していて龍騎士ドラグライダーにならなくてもいいと思っている。


ドラゴンたち

風の音フィー

 体長:人間の成人よりも大きいくらい

 分類:中型ドラゴン 

 種族名:|孔雀龍フウァール

 瞳は灰色で、瞼が上下に閉じる。

 鮮やかな芥子色の冠羽を持つ。翼の色は白に近い灰色、体の羽毛は青で、緑の長い尾羽が特徴。

 黒い嘴は細長くて鋭く、脚は黒い鱗に覆われている

 飛んで移動をするか、歩くときは両足を揃えて跳びはねるように移動する。

 ケンケンケンと大きな声で鳴く。


勇敢ヘルモ

体長:水車小屋くらいの大きさ

分類:中型ドラゴン

種族名:蛞鹿龍メルストロム

 菫色の瞳で瞬膜がある。

 ヘラジカみたいな形をしたコバルトブルーの角と淡い桃色の体色が特徴。

 鱗はないが体がうっすらと粘膜に覆われている。ひだが体の側面に付いていて、それを動かして進む。湿気を好み、水辺に住む。体の乾燥を嫌う。

 翼は半透明で収縮可能。騎乗者を守る為に使われることもある。口から放水をする。

 普段は物静かだが、怒っている時や威嚇の時は喉元を大きく膨らませて太鼓のような音を出す。


透明エア

 体長:とても大きい

 分類:自然の名を冠する龍グランドドラゴン

 種族名:空の龍エア


 本来は空色の鱗に全身が覆われているはずのエアだが、何故か鱗が灰色になっていた。そのため、セレストはただ巨大なだけの大人しい竜だと思っていた。

 本来のエアは空色の鱗と太陽色の瞳、そして透き通るような色をした二本の捻れ角が特徴だと言い伝えられている。

 エアの角は太陽の光を受けると虹色に光り、天候を操る時も内部から激しく発光をする。

 失われた体色が元に戻る理由は不明。

 幼体は茶色の羽毛に覆われていて、角は金色。成長に伴って徐々に羽毛が抜けて、角は透明になっていく。瞳の色も幼体のうちは薄い青色。

 何年で成体になるのかも、どうすれば天候を操れるようになるのかも不明。

 幼体のエアは水辺に住んでいるドラゴンの姿によく似ているとニコは言っている。

 


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