第1話拾い物の猫がちょんの時、ちょんまげフル回転
【お題】
◉小説タイトル:
タイトル(小説タイトル:頂いたタイトル2つを合体させて作ります。)
【決定】
1)拾い物の猫がちょん
2)ちょんまげフル回転
◉ジャンル:
(小説のジャンルです。ただしラブコメ要素は必ず入れます。)
ラブコメ(恋愛)・ミステリー・サスペンス・異世界ファンタジー・現代ファンタジー・ホラー・SF・時代劇の中からお選びください。
【決定】船越ありきのサスペンス・ラブコメ
◉キャラクター
キャラクター名(登場するキャラクター名です。30分でのLIVE執筆なので、2名〜3名)
【決定】
キャラクター:2名
1)船越
2)猫
◉設定・場所や持ち物:
設定・場所・持ち物(学園・宇宙・地上・水中・SFなど他)
1)崖
2)印籠
◉ここから小説内容:
崖っぷちだ。この状況はどうしようもない。
俺は徳島県警の船越英一郎巡査だ。ちょんまげ結衣した猫のピロコを探して、とある崖っぷちまできてみたが、そこにはピロコではなく、とても綺麗な一人の女性、夏菜の姿があった。
その夏菜は、ピロコを探していたが、なぜか夏菜の髪型は、ちょんまげ結衣のおさげが一本あるとても綺麗な黒髪だった。
その黒髪をみた瞬間、英一郎は、夏菜のちょんまげの黒さに、思わず見惚れてしまい、夏菜に声をかける。
「そのちょんまげは、どっ、どこで結ったのですか? とても美しい黒です」
すると、夏菜は、英一郎に振り向き様に叫ぶ。
「危ない! ここは崖よ!?」
足をすくめそうになりながらも、夏菜は英一郎を救うため、手を伸ばしたが、時すでに遅し……。
夏菜の手から英一郎の腕はすり抜け、崖下へと落ちていった。
「ピロコ!」
なぜか、英一郎は、猫の名前を叫びながら、崖下へと落ちていく。
夏菜は、英一郎を救うために、結っていたちょんまげを振り回し、崖下へと、振り下ろした。
「ピロコ!」
そう叫んだのは、英一郎ではなく、夏菜だった。夏菜は、英一郎の髪型を見て、いなくなったピロコを思い出し思わず、結っていたちょんまげを振り解き、振り回して崖下へと落ちる。
英一郎に向けて叫ぶと同時に、ロープの様に振り回しちょんまげを勢いよく振り下ろすと、英一郎の腕に引っ掛けた。
「ピロコ!」
もう一度そう叫ぶと、夏菜は、英一郎の腕にちょんまげを巻き付け、英一郎を助け上げた。
精一杯振り下ろしたちょんまげをフル回転させながら、英一郎を引き上げると、夏菜は叫んだ。
「ピロコ!」
なぜか、英一郎のことをピロコと呼ぶ夏菜。引き上げられた英一郎は、夏菜の振り乱されたちょんまげを見て、更に思った。
美しい……。
そして、英一郎は、「がちょーん」と、思わず言い、夏菜の振り回した後のちょまげを結衣たくなった。
「好きです。ちょんまげ……」
そう思った瞬間だった。夏菜はその言葉に、違和感を感じ、思わずちょんまげを英一郎から引き離し叫ぶ。
「この印籠が目に入らぬか! お主! さては、ピロコを殺した犯人か!?」
なぜか英一郎は夏菜に責められた挙句、神々しい印籠を突きつけられて、ひれ伏せた。
「はははぁ〜!」
夏菜は、英一郎を見て思う。
この男……。 犯人ではないのか……。
英一郎は、美しすぎるちょんまげを見て、平伏し、なおかつ印籠が目に焼きついた。
英一郎は思った。やっぱり好きだ……。
そう思った瞬間だった。英一郎の体は、人間から猫型ロボットに代わり「にゃー」と泣いた。
そうか……。英一郎は、自分が徳島県系の刑事だと思い込んだまま、人間に憧れていたのを思い出し、この崖まできたことを今更ながら思い出していた。
英一郎は、夏菜を見て思う。やっぱりこのちょんまげが好きだ。
英一郎は、ピロコだったことを思い出し、思わず夏菜に擦り寄りちょんまげを振り回したくなり、猫の手でちょんまげを結おうとした。
夏は、その時、英一郎、いや、ピロコが戻ってきたと思い、猫の手をに変わった英一郎の腕を取り泣いた。
了
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