小さな 小さな手を伸ばし

 私の指をギュッと掴む

 愛しい吾子。


 初めは何で泣いているか

 分からなかったの。

 「お腹すいたのかな」

 「おしっこ出て気持ち悪いのかな」

 それとも

 「眠いのかな」

 ミルクをあげてみたり

 おしめを変えてみたり

 抱っこして寝かしつけてみたりもした。


 夜中に何度も泣いて

 起こされた時が辛かった。

 隣では旦那さんが

 気持ち良く寝ていて

 明日も仕事がある旦那さんを

 起こしたら大変。

 だから

 あなたが泣き止むまで

 子守唄を歌って

 寝入るまで

 ずっと抱っこしていた。

 寝たと思って

 布団に寝かしつけたら

 すぐに気づいて泣いてしまい

 疲れたわぁ。


 でもね

 あなたの笑顔を見ると

 そんな疲れも飛んでいってしまうの。


 泣き声は言葉なのね。

 昼と夜のリズムが整った頃

 あなたの泣き声ことば

 分かるようになってきたの。

 

 「この泣き声は、お腹空いているのね」

 「紙おむつ取り替えなくちゃ」

  なんて感じに。

 

 まだまだ未熟な

 お父さん お母さんだけど

 

 今も手の伸ばし

 笑顔で

 抱っこを求めて来てくれる。

 ずっと求めて続けて欲しいなあ。

   

 でもいつかは離れて

 掌を伸ばし

 夢や恋する相手を

 掴んでいくのだろうなぁ。


 その時は

 お父さん お母さんに

 相談してくれると嬉しいな。

 お父さんが反対しても

 お母さんは応援するからね。

 お母さんが反対したら

 きっとお父さんが応援してくれるよ。


 小さな 小さな手を伸ばし

 掌を広げて

 あなたは何を経験し

 掴んで行くのか楽しみだね。

 あなたに沢山の幸あれ。


 私たちのところに

 生まれて来てくれて

 ありがとう。



   

   

   


   

   

   


   

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