21歳社会人の日常

神崎 紗奈

目覚めの良い昼

 いつもより早く目が覚めたこんな日は、ギターでも弾こうか。


 部屋の隅に置かれた、アコースティックギターに手を伸ばす。チューニングをして、久々に聞く音色に少しだけ気分が上がる。私が弾ける数少ないコードから弾ける曲を探した。


 今日は遅番。これから仕事だと思うと少し気が重たい。今日が休みだったら良いのになあ等と思いながらそんな考えを掻き消すようにギターを鳴らした。


 嗚呼、休みよ早く来てくれ。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る