第17話 孤独の終わり
「何か願いはあるかい?」と化け物は言った。
「私をここまで育ててくれたあなたの願いをかなえたい」と少女は言った。
「君と一緒に居たいというのが私の願いだ」と化け物は言った。
一人と一匹は、自分たちの滅ぼした世界の上で、にっこり微笑み合った。
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