第46話

「消して欲しい人が居るの」

「どいつだい?」

「父親」

「そいつあ奇遇だ。あたしもやろうと思ってた」

「労力の無駄じゃない?」

「生きてるあいつに虫酸が走るの」

「じゃあ、やるか」

「やろう」

「しょうがないわね」


今日も夢の中3人の私が刃物を手に立ち上がる。

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