第7話

図画工作


紙粘土で作った頭蓋骨


ふざけて作った頭蓋骨


クラスの女子が使ったらしい


コックリさんに使ったらしい


返された頭蓋骨は生温かくて


返された頭蓋骨は気持ち悪くて


学校裏の川に投げた


立ち入り禁止の柵の向こう側


家に帰った僕の向こう側


頭蓋骨のお母さん


頭蓋骨の「おかえりなさい」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る