第5話

「あはよー!

あれっ、もう五人!?

早いねー

そうだ、襲われたのは、鈴木みさとだよー

今日は、みんなにお知らせ!

を見せてあげる

こっちに来てー」

こっちってどこ?



「どー

綺麗でしょ!」

神が興奮して言う

そこには、死んだ子の死体に包丁が刺さっていた

やばいのを見てしまったのかも

泣いている子もいたり、びっくりして固まっている子もいた

でも、私は、綺麗そう思った


「じゃあ、出よっか!

あと五分で出られなくなるからね!」

「急ぎましょー」



「誰も死ななかったのー

つまらないなー

じゃあ、さなえさんを殺すね」

「やっぱりか」

でもいつものキミョーナ音がしなかった

相変わらず、椅子は、血で汚れていたけど


「では、始めましょー」

「そうだ、今日は、二人殺すよ」

えっ、マジっ

これで、狼が死んだら、終わりだ


「私に願えば生きれると思うよ?」


それは、神じゃない人が言う

聞いたことのある声だなー

でも、その一言は、俺以外誰にも聞これてなかった


「一人の投票権、二回!

必ず違う人に投票だよ!」

じゃあ、俺は・・・


「吊るのは、凛とアリサだよー」

ブシャー

血が出る音がした

見てみるとダラダラと血が流れる

えっ

誰が狼?

「夜が始めるよー」

嘘だ

と思っていたら、目の前に狼が現れ、俺を食べた


「どう?

恨み、はらせた?」

「ハイっ!

はらせました!

ありがとうね、神」

「どういたしまして」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る