第7話 叙爵式

朝からギルドに行くとギルド内が慌ただしかった。気になって聞いてみると

「何かあったんですか?」

「ハヤトさん落ち着いて聞いてください」

「何ですか?」

「実は貴方たち4人は叙爵されることになったんです。」

「「「え!!!!」」」

「私が貴族に?」

「そうです陽菜さん」

「ここでは話せないので別室へ行きましょう」

「はい、分かりました」

しばらく歩き応接室まで通された。

「ハヤトさんが次期皇太子となる事が決定しました。そこでバレないようにハヤトさんを大公爵と叙爵する事を決定しました。それに伴い、従者の方達が平民だと面目立たないということで3人は伯爵に叙爵する事が決定致しました。」

「「「「……」」」」

3人は黙り込んだ。

しばらくの沈黙の後、

「その話乗りましょう」

「え、いいのハヤト?」

「あぁ、」

「俺が貴族に……」

「私も……」

2名混乱しているがほっといて話を続けた、

「昼から叙爵式があるので王宮から馬車がむかえにきます。」

「分かりました」

と言い一旦家に帰った。

「それにしても私達が貴族になるなんてね」

「そうだね……」

「うん……」

「俺もびっくりしだぞ。父上も人が悪い」

「まぁ怒らない怒らない」

と陽菜から慰められる

あっという間に時間が過ぎ昼になった。



……………………………………………………

王城にて

王城に着き、謁見の間に4人で入った。

「これより叙爵式を執り行う」

「神崎ハヤト前え」

「はい」

「そなたを大公爵と叙する」

「は、ありがたき幸せ」

「美濃陽菜前え」

「はい」

「そなたを伯爵と叙する」

「は、ありがたき幸せ」

「御嶽涼太前え」

「はい」

「そなたを伯爵に叙する」

「は、ありがたき幸せ」

「広瀬彩前え」

「はい」

「そなたを伯爵に叙する」

「は、ありがたき幸せ」

「以上の4人が新しく貴族の仲間になった、皆の者よろしくしてやってくれ。」

「「「「「はい」」」」」

叙爵式も終え家で寛いでいた。するとエルがやってきた。

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