雪山の決戦

「風都探偵」に依頼が舞い込んでくる。事件の謎には本棚に並べられた本が関わっているらしい。

やがて、決戦は雪山を舞台に勃発した。吹雪の吹き荒れる中、戦いは終わる。


負傷した翔太郎が目覚めると、すっかり晴れ上がっていた。本棚を戻すため、山道を歩き始めている。

翔太郎も彼らを追うが、そこは日本の山ではなかった。

「ここは標高3,350メートルなのよ」

亜樹子はそう言う。山は黄色がかった赤土で、切り立った崖が連なっていた。

「待てって!」

翔太郎はトランクを転がしながらも、山道を軽快に走っていく。


私はそれを観ながら、翔太郎が崖から転落するのではないかと気が気でなかった。実際には、合成で映しているだけなのだろうが、こんな道の険しい山をこんな走り方で進めるわけがない。

「おかしいだろ!」

私は思わずツッコミの声を上げていた。

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