露店のレンタルビデオ屋
「世にも奇妙な物語」風の語りがあり、私は中年女性になった。その場所では露店のレンタルビデオ屋が開かれていた。
行列に並び、ビデオを借りる。その店では2本まで借りることができるが、新たに借りるためにはその2本を返却しなければならなかった。
ビデオの内容を選ぶことができず、日によって内容が決まってるらしい。私は同じ内容のビデオを2本、嬉々として借りていた。
ある時、私はビデオを紛失してしまった。
焦った私は気の弱そうな女性に1枚を譲るように迫り、半ば強引にディスクを手に入れた。そして、レンタルビデオ屋で新しいものに交換してもらう。
私にディスクを奪われた女性は怒りに我を失い、執拗に追いかけてきた。私はビルの外壁を登り、屋上へと逃れる。
屋上からビルの内部に入ると、レンタルビデオ屋で見かけた老夫婦がいた。爺さんが婆さんにレンタルビデオ屋のシステムについて説明している。どうやら、この人たちもディスク1枚を紛失したようだ。
私が階段を降りていると、システムを理解した婆さんが私のディスクを狙って追いかけてきた。恐怖に駆られる。
私はなぜこんなディスクに執着していたのかわからなくなり、階段の隙間にディスクを捨てた。婆さんはそれを追って階段を駆け降りていく。
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