一話で完結する作品をまとめました。ほかの共通点は主人公が痛い目に遭うということだけです。
【各作品紹介】
◆ある朝、寝台車から降りると:爽やかな出だしで始まりますが、どう話を続けようかと考えていたら、すぐに地獄に落ちてしまいました。ラストの展開を考えた時は自分でもゾッとしたのですが、その感覚を共有できる作品になっているかどうか。
◆そのシャツが赤く染まるまで:非現実的なことが起こると冷めてしまうと言っていた友人に向けて書いた小説です。現実的なことしか起こりませんが、いかんせん主人公があまりまともでは……。主人公の姿に感動していただいたり、ヒロインが可愛いといってくれたり、世の中に奇特な人がいるものだと思いました。ありがたいことです。
◆「夢見る人」浅き眠りの七十階段:夢日記です。時系列順不同。各話のつながりはありません。不条理な可笑しさのある夢を集めています。
◆クトゥルフお母さん食堂:主人公が毎回死亡がテーマの連載短編です。美味しいものを食べて死ぬというごく普通のお話が続きます。
◆ニャルさまと不思議な草:単なるエッセイ集です。クトゥルフ神話のことも書くつもりはあるのですが、今のところ、歴史の話と激辛の話しか書いていません。タイトルは草=エッセイというニュアンスでつけています。
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