C.H.II シークレットハンターダブルアイ NEP-2 たて

この日は珍しく2人は休みでしかもエーテルルーラー絡みの無い休日で有った。

食事して映画見てとよもやリア充と思われる事をして公園のベンチに座った、

手には短編アニメ動画『APS~alien Powered suit~』

のガシャプラを持ってた、

「「………」」

その割には気分は晴れない。

と言うのも数日前、

「えっ!今度はそっち?」

東野がある事に困惑した。

ある事は何かと言うと、

百貨店の幹部がどうも北野がカメラで何かを撮影していた上にしかも趣味では無いと感づかれた、

その幹部の頼まれたごとはその幹部の親戚の様子を頼まれたとの事、

「その親戚はこの子何だ」

幼いと言ったら確かに幼いかも知れない、そんなに年をいって無い事が解る。

「どうしてそんな頼まれたごとを?」

「何か彼処では余り良くない噂が遭ってな近所で通報してもどうも交わされたみたいでだからと言って本人が直接言ってどうする?」

「確実に誤魔化される?」

「そっ!だから第三者の人達で様子を頼まれたんだよ」

良いのかなそんなんで?

それはお互い様だ。

後日、

幹部の親戚の家の周辺

来たは良いけど問題はどうやって撮影するかだ。

が考える間が無かった。

周りの風景が和風に変化した、

もしやと想い家の戸に手を触れた、

鍵がかかって無い、

何かが遭ったかもと思い中に入った。

家の中、

和風だが地味目な和服の両親と。豪華な和服を着た親戚の子が居た。

親戚の子は不敵な笑みを浮かべて言った。

「ようこそいらっしゃいました」

「君は一体?それにこれは何だ?」

北野の質問に親戚の子は答えた、

「わたしのりょうしんはわたしをいじめてました、しかもまわりのひとはそうでないとかんちがいされました」

典型的な虐待だ。

「でもあるときこんなすごいちからをてにいれました。きゃは!このちからでりょうしんはおとなしくなりました」

「…」

「あなたはわたしになんのようですか?おともだちになりにきましたか?」

カムコーダを持った手がふるえてる北野と違い東野は躊躇わずカメラのシャッターを下ろしたしかも何回もだ。

更に後退りをしてきた事からある事に気付かれた、

「にげるきですか?にがしませんよ~」

何も無い場所、と言うのは不適切だが。

何も無い所から光の粒が集まり杖が形作られた。

杖を上に上げて先端から光の玉が発して振り下ろすと同時に玉が飛んだ。

瀬夢は千花を横に突き飛ばした、

突き飛ばした瀬夢は手にした何かで防いだが爆風で吹き飛ばされた瀬夢は痛みで悶えてた。

『一歩間違ったらハンデを負う身体に成りかけた』は間違いないらしくその傷が疼いたのだ。

置いて行く事は出来ずやむ無く引きずるしか無かった、

「にがさないっていって…」

言いかけようとしたが止まった、

幹部が剣を持っていたのだ、

何処のかは解らないが細身の両刃の剣、十字の星の装飾を施されたナックルガード。

一目で西洋の剣と言って良い。

「一体此はどういう事だ!何故だ!どうしてだ!!」

「あっおじさんここにいたんだ」

彼は次に言葉を発しなかった、と言うよりも言葉は不要だった。

エーテルルーラーのバレットを幹部の剣が切り裂いて破壊した、

破壊したと言うよりも刃がエーテルで形作られたバレットを『消した』に等しい、

バレットを次々と飛ばしても切り裂き消した。

「その剣は何ですか?」

「ずるーいなんでばれっとをけしちゃうんですか?」

「古来にマナを…いや今はエーテルと呼ぼうか。ソレを悪用する者を切る為の剣『ギルティア』にそいつは効くものか!」

そう言った後幹部事中田英之は手にした剣。ギルティアの刃がエーテルルーラーの身体を深々と刺した。

刺した瞬間不可に絶えかねたのか刃や柄(え)も柄(つか)も粉々に成った、

その後中田が警察に逮捕されたのは言うまでも無かった、そしてあの子の両親も。

あの後大田に中田の言ってた事とギルティアの破片の写真を見せた。

「…もし其が本当なら海外で魔女が何故排除すべきか解らない訳が無い…」

大田が言葉を途中で詰まった、

つい最近の筈が実はそうでは無かった。

今現在。

2人は球体の胴体に細い手足のAPSガシャプラの手に適当に作った剣の様なモノを持たせた。

2人の目に涙があふれでた。

NEP-2 たて end

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