パパうどん

 <パパうどん>

 別に旦那が麺を打って作っているわけではない。


 旦那は関西の人なので、慣れたとはいえ東京の醤油ベースのうどんではなくたまに関西風うどんを食べたがる。


 そこで登場するのが旦那が昔から食べていたというヒ〇シマルのうどんスープで作ったうどんである。


 粉をお湯で溶かしてうどんの麺を入れ、小ネギの微塵切りと油揚げの千切りをいれるだけのシンプルうどんである。


 しかしそれが、私が野菜をたくさん入れて作るうどんより子供たちに大好評。


 いつしか子供たちはうどんと言えばパパの作ったインスタントうどん「パパうどん」を食べたがるように。


 いいですよ、簡単だし、確かに美味しいし。

 ただ朝と昼は手を抜く私だが、夜までそんなインスタントうどん食べられちゃあ主婦としてのプライドが許さない。

 でも子供たちも夜にうどんにするかと聞くと、パパうどん? と聞いて来るので、もういい、私うどん作らない。

 そのかわりそのうどんは昼か、間食だけにしてくれ。

 その手軽さを夕食と呼ぶのは私の存在意義が揺らぎかねない(笑)

 そんなことを言っているが決して料理が好きなわけでも得意なわけではない。野菜を切って入れるだけのクッ〇ドゥは夕食にもよく使わせてもらってます(;^ω^)


 そうしてパパうどんは我が家に定着し、その他のうどんと言えば二日目の豚汁に入れるうどんと、天ぷらが余った日の天ぷらうどんのみとなったのだった(´-ω-`)

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