永遠にライバルで

 いつかあの舞台に二人で立とうと誓った。親友であり、ライバルの君と。残念ながらその夢は半分しか叶わなかった。

 輝かしい表情で表彰台を飾るライバルをテレビ越しに見つめ、わたしは再び誓う。絶対に彼女と同じ色のメダルを手に入れる。

 車椅子を掴む手に力をこめる。その夢が叶うまで、あと一ヶ月。

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