騎煌戦士ヴァイアン

用語解説

キャラクター

　サクミ・サイゴウ

　西郷咲美。愛知県豊橋市出身の女子高校生。ある朝、家をでたところでこちらの世界に転移させられる。慧煌兵ヴァイアンを操縦する騎煌戦士。救世者と呼ばれ、那の国を救うとこを嘱望されているが、当人はあまり自覚もなければやる気もないようだ。身長百五十四センチ。

　アスハ・イルマ

　那の国の王女。美人で気が強く奔放な性格をしている。反面、権威や権力を嫌悪している傾向がある。国民からはアイドルのようにしたわれている。二本のツノがはえている馬型慧煌獣トーマを操る。

　ヒヨリ

　サクミの護衛任務を受けている忍（しのび）の少女。犬型慧煌獣ライマルを駆る。

　シオン・イルマ

　アスハのいとこで許婚。莞公の息子。穏やかな性格をしているが、いささかキザな面もある。父の思惑で、本当はアスハよりもひとつ年上であるが、昵懇関係を築かせるために、同じ年ということにされている。

　マコモ

　狐族の少年。変身能力があり、人にも狐にもなれる。別の生物にも変化できるが、あまり好んで変身することはない。野盗に捕らわれていたところをサクミが救い出し、以後仲間になる。

　リュウドウ・イルマ

　那の国の国王。サクミを強制的に召喚した張本人。

　カイエン・イルマ

　莞に領地をもつので莞公と呼ばれる。那の国大将軍。リュウドウとは、母違いの弟。

　ナガト・ダイモン

　真面目で融通がきかない男だが、百八十センチの体格で、サクミいわく男前。漸の国で近衛隊の衛士（えじ）をつとめていたが、鵡国との戦いで失態をおかして追放されている。国への帰参を念願し、手柄をあげるためにヴァイアンを執拗につけ狙う。黒い鎧武者の姿をした慧煌兵アイゼンを使う。

　アサシノ

　漸国の女スパイ。妖艶な魅力で男を魅了する。那国での騒乱を裏で操っているが、いつもサクミやアスハに邪魔をさる。シヴァの愛人でもある。

　メノウ

　漸の忍の少年。ユウリン・サノハラを名乗り、那の学問所に潜入し、アスハに近づく。ヒヨリと同じ忍の里の出身であるが、親が漸に内通し侵略の手引きをしたため、彼自身も里の者たちから憎悪の対象となっている。

　シヴァ・メデイア

　漸国十二天星のひとり。叡軍師のあだ名を持つ。切れ者で漸王に昵近し優れた献策をおこなうことで立身した。西洋からやってきた異国人。ナガトたち間者組をあやつる。

　バン・グンジ

　十二天星のひとりで血迅大将の異名をとる。残虐で勝利のためなら手段を選ばない。重量級慧煌兵フドウが愛機。

　ジョウン

　サクミがこちらの世界にきてからしばらくの間面倒をみてくれた僧侶。彼自身は、祖父がむこうの世界からやってきた異世人三世。