第7話 練習

 昼食を食べ終えたタイミングで、午後の講義が終わり合流したブルゴと共にGWGの動きを理解するため、GWGが遊べるゲームセンターに赴いた。


 さてGWGで遊ぶにはバーチャルとリアルの二つ方法がある。バーチャルはVRゴーグル付きのゲーム機を介して自分の作ったアバターで遊ぶことができる。二十四時間家で遊ぶことができる。だがゲーム機本体とソフトさらに自分専用武器を買うとなると費用がかなりかさむ。


 そしてリアルは、文字通り生身の体で遊ぶ方法。要領はサバゲーと同じ、銃を担いで専用フィールドに入る。広いゲームセンターにならGWG専用スペースがあり、銃とゴーグルもレンタルできるので敷居も低く、安くすむ。

 三人は手続きを済ませて、ゴーグルと迷彩色のジャケットをもらうとニナ一人はすぐ横にある更衣室とは別の部屋に入って行った。


「あそこはバーチャル用の部屋です。ニナ殿はバーチャル専なので、フィールドに入ったら合流できます。ちなみに自分はリアルもバーチャルも両方できますので」


 GWGでは七割から八割がバーチャルで参加している。これは単純にリアルでは肉体の疲労が激しいから偏っているわけなのだ。中にはブルゴのように二刀流で参加する人もいるが、それは極々まれである。


「いや悪いね。大事な時間を使って年上にゲームを教えてもらって」

「いえいえ、同好の士を布教するのもGWGの民の務めです。どうぞ、自分が厳選した銃をお使いください。もちろんリーザコスなら、L/zyはございません」


 最初に会った時からかなりリーザに対してこだわりを持っているブルゴに最初は恐怖を感じていたが、銃の好き嫌いまで把握済みかと、今では逆に感心してしまった。


 ブルゴから貸してくれた戦時中のグラドニア軍の主力アサルトライフルであったGA-64を担ぎネットを越えると、テニスコート三つ分並べたぐらいのスペースが広がっていた。ただの平面でなく、小高い丘に足が取られそうな砂地の地形。遮蔽物となりそうな板が取り付けられており、さながら戦場の場面を一部切り取ったようなフィールドだ。


「これがGWGのゲームスペースか。広いな」

「これでも一番狭いステージ。大会の会場なんか野球場と同じ広さで対戦するんです。あそこのターゲットを狙ってください」


 フィールドの奥の壁際から人型のターゲットが三つ立ち並ぶと、GA-64の銃床を脇に挟むと照準を合わせる。

 GWGの武器は実弾を飛ばさないのが特徴である。弾の代わりに赤外線センサーを搭載し、相手に撃てばダメージを与えられる。センサーはゴーグルをかけると見えなくなり、お互いレーザーの射線が見えないように戦う。なお試合中ゴーグルを外して撃つと無効になる。


 まず照準器と目との射線が一直線になるように銃身を体に当てる。ターゲットの中心の円と重なった瞬間引き金を引くとパンッと乾いた音が鳴ったが、それはゴーグルと共につけているイヤホンからの音声である。


 GWGでは実弾というよりマガジンの補充や装填はゲーム内で処理されるため、現実で起こりうるジャムやマガジンを落とすなどの想定外のミスは起きない設定になっている。その代わり反動や破壊なども発生しないため、損傷は数値でのみ表示されるが、撃ったかどうか直感で判断するために銃撃音をイヤホンから流すのだ。

 もし弾が外れた場合、ゴーグルから送られる信号から音と外れた弾が見えるようになっている。これで敵がどこから撃ってきたか把握することが可能だ。


「さすが元軍人ですね。まっすぐ中心を狙い撃ちできるとは」

「久しぶりだけど、腕は落ちてなくてほっとしたよ」


 体感ではそんなに経ってはないが、肉体は百年ぶりの銃であったため肉体が衰えてないか不安であったが、胸をなでおろした。


 続いて左右のターゲットも次々と中心目がけて狙撃すると、ゴーグルの上に表示された緑のバーが一気に左に向かって黒に変化して、消えていく。このバーは体力ゲージである。

 GWGでは弾が当たっても一撃で死亡というわけではない。心臓・頭部・のど元などの人間の急所に当たればクリティカルヒット。一撃死となる。それ以外の部位を撃つと蓄積ダメージと軽い電気ショックが発生する。現実での負傷による動きの低下を電気ショックで再現し、部位による蓄積ダメージでバーの色を削り、すべて黒色になると戦死。ゲームオーバーとなる。

 なお試合中体力ゲージは自分のしか見えないのだが、練習であるため的のゲージが可視化されている。


 すべてのターゲットを文字通り百発百中で打ち倒すと、背後からパチパチと小さな拍手が送られた。


「やるねえ。やっぱモノホンの軍人は元からの射撃のセンスがあるわ」


 拍手を送ったのは、中学生ぐらいの小さな少女だった。体格はかなり小柄で頭にかぶっている鉄兜があっていないのかぶかぶかで落ちないか不安定になっている。


「お嬢ちゃんどこから来たの。ここ危ないからママのところに帰りな」

「ニナだってば。これキャラメイクでつくったアバターだから」


 難しい単語には耳をそらしたが、ヴァーチャルでのニナであることは口調から理解できた。

 ガシャリとターゲットが入れ替わる。ラジコンに乗せられた二つのターゲットが八の字を描いてかく乱する。まず動いたのはニナだ。大きめの耐熱手袋をはめながら、M100サブマシンガンを小さな両腕に抱えながら接近していく。ちなみに、M100はマキシマム社が戦後、M70の反省を経て作られた後継機で、形状がクリームを絞り出す器具に似ていることからデコレーションとの愛称があることを補足しておく。

 ニナがターゲットと並走する形で並びかけると、銃口を左斜めに向ける偏差射撃の構えで引き金を引く。デコレーションの排莢口が左右に動くとともにターゲットに赤い命中弾が横に流れながら当たっていくと、ターゲットが倒れた。


「うまいねニナ」


 狙撃ですでにターゲットを打倒していたリーザは、ニナの慣れた動きに感心していた。特にターゲットに追い付けるほどの快速の足、小柄で動きの素早いことは相手側にとって的が小さいから狙いにくいことこの上ない。


「経験もそうですが、アバターの性能を活かすのが上手なんです。ゲーム的にはほんの少しですが小柄なアバターはスピードが高く、ヒットしにくいんです」

「なあブルゴ。アバターっていつでも自分の好きなように変えられるのか?」

「……はい」

「それじゃあ身体差で有利不利が起こるんじゃないの。場面ごとに有利な体格に変えられたらアバターしか使わなくなるぞ」

「実のところそれで何十度も調整が行われたんです。的が小さいとその分だけ生存率が高くなってしまうので。一応バーチャル側で身長が低いとマシンガンなどの大型武器を持つと大きく移動速度が落ち、大柄なアバターだと速度低下の代わりに動きや耐久が強くなるよう調整にしているんです」

「じゃあリアルは何が有利になるの」


 リーザが指摘したように、体格差で有利不利が起きるようなゲームとなれば自由に変化することができないリアル生身の体はもっと不利になる。


「リアル側の有利な点は、武器の制限がないのとフィールドの地形を最大限に生かせることです」


 武器の制限。ヴァーチャル側は先ほどブルゴの説明があったように体格によって使用できる武器ごとに移動速度の制限が課せられる。リアルは自身の筋力によって左右されるので制限の考えもなく自由に選べられる。

 そして地形の意味は戻ってきたニナが手本として近くにある木の模型に捕まって手本を見せる。木の太い枝目がけてジャンプするのだが、ニナの手は伸びず地面に戻ってしまう。二度、三度と登ってようやく手が枝をつかみ登れた。だが枝を体に乗せようとした次の時には、地面に落ちてしまった。


「こんな風に登ったりとかの細かいモーションに変わったり、踏ん張りが効かないの。あとは匍匐しながらの高低差を活かしての射撃もバーチャルだと難しいね」

「つまり思ったことをそのままできないことね」

「あと……オカルトですが、直感が働きやすく相手の位置がわかるとか。それは本当のことなのかわかりませんが」


 最後はオカルト。いや直感は意外と大事だ。戦場となると死と隣り合わせになるから感覚が研ぎ澄まされて、殺気を感じてピンチを切り抜けたことは何度もあった。いやこれはゲームだから死にはしないから意味ないかも。そもそもバーチャルって本体とフィールドとは離れているから殺気を感じるのは機械のある方では?

 と直感がどこまでの範囲で適応されるか悩んでいると、ブルゴが画面を操作してCOMコンピューターエネミーを出現させる。


「それじゃあ、エネミーを出しますね。エネミーはダメージを与えるのでゲームオーバーにならないようにお願いします」


 バババと三体のエネミーが開幕早々弾を周囲にばら撒き、三人を離れ離れにさせる。初手から分断を図ることで、連携をできなくさせる考えか。ブルゴは草むらに、ニナは後方に下がると二人がやられてないのを確認して、リーザはスクラップ置き場にある車を盾にして、エネミーの持つ武器を隙間から確認する。

 エネミーは赤と緑と焦げ茶色の目立たない色で装飾されいる。体格は不安定な足場で倒れないよう足周りは太く、銃の持ち手である腕は顔と一体化されている。腰回りは円柱の筒で支えられており、人の骨格とは異なるが大まかなパーツは人に似せている。

 使用武器はそれぞれ赤と焦げ茶がL/zy223。緑がドラムマガジンがついているマシンガンGADMグラドニアアームズドラムマシンガン。この中で脅威となるのはGADMだろう。通常マシンガンは本体と弾の量のせいでアサルトライフルのように人が手に持ちながら発射するのは不可能である。

 しかしエネミーの力があるからか、またはここのゲームセンターの人間が無知なのか。緑のエネミーはアサルトライフルと同じで構えているのだ。しかもGADM特徴である二脚がぶらぶらとして、本来の役目を果たしていない。

 あれで自由に動き回ることができれば、弾を大量斉射できるアサルトライフルとなってしまう。


 ガンガンガンとノックするように車に銃弾が叩きつけられる。実際は音だけで貫通や車体の鉄板が吹き飛ばされてしまうことはないが、連続で打ち付けられる銃弾の音で勘違いをしてしまいそうで、リーザは頭を膝の中に埋めて守ってしまう。

 二十秒近くの機関銃斉射が続いた後、弾の音が止んだ。弾を撃ち尽くしようだ。だがまだ反撃に出るのは難しい。緑を守るように焦げ茶のエネミーがそばに付き添うように丘の上に陣取っている。

 リーザの時代ではL/zy223は欠陥ライフルとして忌み嫌われていたが、それは命中性能と実弾がジャムることにあった。しかしGWGで、製造会社の贔屓により性能の改善と実弾が存在しない。つまりジャムという概念そのものがないため、本来の利点である一回の射撃で四発の弾を装填なしで九度放つことができる連続射撃ができる厄介な銃となっている。

 GADMの再装填時間は不明だが、まっすぐ緑エネミーに接近すれば丘の高低差で発見されて焦げ茶のエネミーのハチの巣になるだろう。


「リゼさん。無事ですか」

「おお、ニナ。あんたも無事なのね。ブルゴはどうしたの」

「彼なら大丈夫。私より熟練だからエネミーごときに負けたりしない」


 そう豪語するニナであるが、何が起こるかわからないことを戦場で嫌と経験しているから安心できない。もし倒されてたら、ゴーグルの左上に倒された味方の名前に×がつくので、今のところブルゴは倒されてないようだ。


「まずここから抜け出して、丘の近くにある草むらにまで接近しよ」

「待てあのエネミーGADMをアサルトライフルのように撃ってくるんだぞ。全弾撃ち終わってから、遮蔽物となるものの後ろに迂回して、安全策を取るべきよ」

「GWGは制限時間があるの。このゲームの制限時間は十五分。身を守りながらだと間に合わなくて私たちの負け。そんなのみっともない」


 右上に表示されている数字には『5:42』と時計が刻まれており、刻々とその数字が減っていく。この表示されている時間内に勝たなければゲームオーバーというわけである。

 確かに戦争とは違うな。時間稼ぎや作戦の連携のために制限時間を設けることはあるが、勝敗を決めるための制限時間はまったく考えたことはない。


「GADMの再装填の時間とか分かる?」

「銃の種類によって異なるけど、軽機関銃は二十五秒。L/zy223は十秒だけど、弾数があるから弾切れしにくい」

「次のGADMの斉射が終わったら一気に駆け抜けるよ」


 緑のエネミーのカメラがリーザと目を合わせると、再びマシンガンを放つ。弾の嵐のように車体に叩きつけられるが、精神的な恐怖のみ。現実に吹き飛ばされるわけではないと思えると、冷静に頭の中がすっきりする。

 最後の弾が打ち終わると、車体の後ろから飛び出して一気に詰め寄る。緑のエネミーを守っていた焦げ茶がそれを見逃すはずもなく、先に走るニナに目がけて四発の弾を二度引き金を引く。

 エネミーの放った弾が一秒前ニナがいた地面に埋め込まれる。小柄で俊敏のニナであれば、エネミーの弾速をある程度読めるのだ。焦げ茶エネミーは優先目標をニナに設定したのか、丘を越えた。接近して弾速が読めない距離で足を止めようとしているのかライフルの銃口がニナに向く。


「当たり」


 GA-64が放つ三発の弾がパンッパンッパンッと草むらに迂回していたリーザから放たれて、銃身と頭部にそれぞれ命中した。


 目標は焦げ茶のエネミー。緑のエネミーは丘の上で陣取っているものの、移動する様子はない。アサルトライフルのように構えているのはフェイク、本来のマシンガンのようにその場から動かずに弾を撃つだけにしていると踏んだ。さらに再装填まで二十五秒もかかれば大きく隙ができる。真に倒さなければならないのは、機動力と連射性能がある緑のエネミー。

 ニナをおとりに、焦げ茶エネミーを丘から降りさせて誘引させるように事前に決めた後。マシンガンが放たれたその隙にリーザが草むらにへと紛れ込み息をひそめて潜伏していたのだ。


 焦げ茶エネミーは頭を撃ち抜かれてゲームオーバーとなるのを確認したニナが、最終目標である緑エネミーに向けてM100の引き金を引く。だが地形がニナを嫌う。高所にいるエネミーに弾が届かなく、一部が丘にめり込んだ。

 再充填が完了する二十五秒が経過して、照準がニナに向く。


「エネミーごときに……やられるか!」


 バババと連続で放たれる隙を与えない弾速に、ニナは斜め前に移動しながら接近し。対抗するように弾速で劣るM100を撃ち放つ。やがてマシンガンの弾がニナの足に直撃して、態勢が崩れる。

 次の瞬間『GAME CLEAR』と表記が出た。ニナが打ち取ったのだ。


「やったなニナ」

「へぇ、へぇ。ちょっと怖かった」


 汗が噴き出ている様子はないが、心地のいい疲労が出ているのは目に見えてわかった。そして背後から、ブルゴが顔じゅうに汗を垂らしながら二人と合流した。


「乙です。いやーリアルはやっぱしんどいですが、いい運動になりました。ああ、赤の方は自分が倒しておきましたので。それにしてもお二人とも見事な連携ですな。リーザさんがニナ殿をおとりにして打ち取らせるとは。いや恐れ入りました」


 リーザはブルゴに怖気のようなものを感じた。作戦を実行したのは四分を切ろうとしていた時。自分がどこへ向かうのか把握するには、このフィールドでは木の上に登るしかない。それを一部始終見ていたということは、リーザがニナと合流するぐらいの時間には赤のエネミーを倒して、高見の見物をしていたということになる。

 ブルゴ。ただのリーザファンじゃなさそうね。


***


 プレイ終了時間が迫りつつあったので、リーザたちは最初に入ってきたネットのところへ戻る。


「うまいねニナちゃん。軍に入れば?」

「いやいや無理だって、あんな自由に動き回れたのはアバターの性能のおかげだし、それに死なないとわかっている練習だから突撃できるの」

「……でもアバター相手にやられたくなかったでしょ」


 人間は追いつめられると真価を発揮する生き物だとリーザは知っている。暴徒・サイコパス・英雄・根っからの善人、良くも悪くも常に追いつめられる戦場ではその人間の性質をむき出しにしてしまう。

 今回の練習でニナは、やられたら恥と自ら追い込みマシンガン相手に肉薄した。自ら追い込み真価を発揮できる人間は意志も強い。だからリーザは昼食の時に返せなかった回答を伝える。


「ニナもさ。GWGで賞金稼ぎした方が良くない? あんたのとこの伯父ほどじゃないけど結構稼げるし、自分の特技を活かして自立するって言えば」

「まさか。無理無理! 本職の人たちにかないっこないって。昨日の優者チームの総プレイ時間見ましたよね。総プレイ時間8000時間。単純計算で一日8時間ゲームしてそれを三年間。あの人ら異常なんですよ。毎日寝るまま惜しんでGWGに入り浸って。三年間戦場にいる古参兵みたいなもの。他の優勝候補も退役軍人とかばかりで、エンジョイ勢は無理な話し。変に褒めないでよ、もう。わかったらこの話はおしまい」


 手をブンブン振って否定し、アハハと笑ってリーザの意見を霧散させる。

 まあ、難しいわな。金で平和と安全が成り立つ時代に、学生の身分で部屋も小遣いも全部捨てるなんて。逸材だとあたしは思うんだけどな。


『COME ON Challenger. ARE YOU OK!?』


 突如ゴーグル内の画面に黄色の文字が出現した。


「え? 何これ?」

「おや、乱入ですね。GWGだと乱入して対戦もできるんですよ。乱入を受け入れたらプレイ時間が延長されるので受け入れる側はお得なんです」

「じゃあもう一戦やろやろ。エネミーだけだと実践レベルにならないし」


 ニナもブルゴも物足りないそうだし、あたしも対人戦も経験しないと賛成して『Yes』のパネルを押す。


「えっと相手は……!? リゼさんキャンセル! ノー!!」


 ニナが慌てて止めようとしたが時すでに遅く、リーザ指は乱入の許可をしてしまった。

 画面が消えた途端、さっき練習の的があった壁が天井へと持ち上がり、天井のスピーカーから威勢のいい声が流れてくるとともに、向こう側から四人の人影がゾロゾロとやってくる。


『Welcome New Challenger. Fight!!』



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