魚クション聞きながら思った事

@agopakistan

美とは

 「美」についての評論を先日読んだのだが、実にシンプルであったので、美を語る評論にしては物足りない内容だったのではないかと、ふと板書中に思った。

 はて、何を板書していたかと。左様、生意気にも十八を先日迎えたばかりのピチピチの十代である。勉強だわい。

 本題に戻りたい。彼が云うには、美しさとは、そいつが白といえば、例えカラスやシャー芯でも白となる、みたいなことで、そいつが美しいと感じたのなら、それは紛れもなくあなたにとっての美である、と云うことを語っている。

 実にシンプルではないか、殺人を美とでも言える。この意見に私は思う、ただ賛同。これを書き始める前までは、否定的な意見を持っていたはず、だが、私の身に何が起こったのか。わからん。

 たまにあるこういう現象。経験したことはないだろうか。

 これが発売されたら絶対買ってやると決心した物をひと月経てば、忘れているではないか、こんな現象によく似ている。いや、この時の感情と全く一緒だ。ふと、気付くのだ。今さっきと考えていることが違うと。その瞬間に思う喪失感というか、何というか、とても恥ずかしくなる。自分以外の誰もがしらない事なのに、私は恥ずかしくなる。

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