lesson9 海で泳ぎますか?

 二つ目の宝石を手に入れたエミリーとヨウコは、西の海岸へとやってきました。

 海の向こうにはいかにも何かありそうな小さな島が見えます。


「エミリー、あの島に宝石がありそうです」

「綺麗な海ですね。私は泳ぐ事ができます」

「凄いですね」


 エミリーはスイミングスクールに通っていました。

 二人がボートで島に向かっていると、海から巨大なイカが現れました。


「あれはクラーケンという魔物です」

「美味しそうですね」

「あなたはあれを食べるのですか?」


 すると、ヨウコがクラーケンの触手に捕まってしまいました。

 クラーケンは触手でヨウコを撫で回します。


「とても気持ちが悪いです。助けてください」

「ビキニアーマーと触手はとても良いです」

「とても良くありません。早く助けてください」

「私はスケッチブックを持ってこなかった事を、とても後悔しています」

「私はクラーケンとあなたを気持ちが悪いと思っています。とても早く助けてください」


 エミリーは渋々クラーケンを細切れにして、ヨウコを助け出しました。

 それから二人は島でクラーケンを浜焼きにして食べ、三つ目の宝石を手に入れました。


「ヨウコ、またお願いします」

「私は意味がわかりません」

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