第5話

公園に着いた。

「とりあえず、ベンチ座って。」

「あっ、ありがとうございます。」

隣に座った。つい、横顔をみてしまった。晃君は、眼鏡を掛けているが、顔はカッコいい。顔立ちが整っていて、目は綺麗で、口元もカッコいい。そんな人が今、私の隣に、、いる、、

そんな幸せがあっていいのか、、

「あのさっ!聞きたいことがあって。」

つい、晃君にみとれていた私は慌ててしまった。

「あっ、ごめんなさい。それで、話とは?」

「ああ、綾花ちゃんはいじめられているだろう。」

事実を言われただけなのに、心がチクッとした。晃君まで、そう言うとは、、

「前から力になりたいと思っていたんだけど、タイミングがなくて、、」

確かに私達は関わりが無かった。

「でも、木曜日のことを通して関わりが少し出来て、、聞きたいことが出来たんだ!」

こんな生きる価値の無い者に何を聞きたいのだろう?


「君の、、過去について知りたい!」

晃君の口から驚く言葉が発せられた、、

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