第45話 モーニング・ノートを書いています 後編
こんにちは、白です。今回はモーニング・ノートを書いてるよという話の続きです。
モーニング・ノートとは、ジュリア・キャメロンの『ずっとやりたかったことを、やりなさい。』のワーク「モーニング・ページ」のことです。
毎朝A4ノートに好きな内容を3ページ書いて埋める。理性脳を酷使して疲れさせることで、普段は寝ているアーティスト脳(たぶん右脳)を目覚めさせるという効果があります。
毎日八分(正式には二十分)文章を書いて吐き出すというエクスプレッシブ・ライティングと似ていますが、もっと時間がかかるので力業でこなす感じです。
私がA4を3ページ書くのは一時間十分ほどかかります。なかなか大変です。
悩みを書き出していると、だんだん頭のモヤモヤがすっきりしてきました。ノートに怒りをぶつけて書き殴るだけで、とりあえず楽にもなりました。後で読み返すとそこだけ文字がめちゃくちゃで、あー怒ってたんだなあと実感します。
悩みを書き出しているうちに、なんとなく解決法も書くようになりました。考える速度を落とすとパワーが出るという岡田斗司夫さんの指摘は本当だと思いました。
悩みがじょじょに解決できたので、私はモーニング・ノートを手書きで書くのが面倒になってきました。
モーニング・ノートを始めて三週間後、私はやり方をPCの文字打ちに変えました。
ノートの一行の文字数を数えて、何文字書けば3ページになるか計算しました。だいたい四千字でした。
モーニング・ノートをPCで書き始めると、五十分で終わるようになりました。二十分の短縮です。
しばらくPCでモーニング・ノートを書いていたのですが、やはりだんだん面倒になってきました。
今までほんとうに四千字も書いていたのかな? と疑問が湧いたので、私は自分が書いたノートを一日分PCに打ち込んでみました。
三千字でした。2800字から3200字くらい、文字の大きさによって変わります。
小説を書いている方はわかると思いますが、文章には隙間があるので、四百字の原稿用紙に文字が四百字詰まっていることはありません。昔はみっしり書いてましたが、今は適度な余白があるのがよい文章とされています。
自分調べでは、四百字の原稿用紙にだいたい三百字くらいです。
ノートの文字数を決めるとき、私はそれをすっかり忘れていたのです。
それからモーニング・ノートを三千字で書くようになりました。
一日三千字なので、一ヶ月書けば九万字。薄い文庫本ができる分量です。
それだけ文章を捨てちゃうのはもったいないなと思った私は、モーニング・ノートを二千字書いて、あとは小説のブレイン・ストーミングに当てることにしました。小説のネタ出しや計画、SSを書いてもいいというルールです。
最初はSSや小説の本文を書いていましたが、難しいくだりになると自分がサボってしまうので、今は小説に関することなら何でもいいというルールになりました。分量も千字から二千字くらい。書けなくなったらやめています。
なのでモーニング・ページをPCでやる方はだいたい三千字前後を目安に考えるといいと思います。時間は四十分くらい。
朝じっくり考えると、後の仕事も調子よく回って気分がいいです。
ここまで長時間書く必要はないのですが、悩んでいる人は自分の考えを紙に書いてみるといいと思います。
頭のなかでぐるぐる考えることが減って、落ち着いてきます。
今回はここまでです。お付き合いありがとうございます。
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