第1回 カクヨムコン6の最終点検

寅衛門「記念すべき第1回がこれか」

寅吉「今日(2021年2月7日)が読者選考締め切り日ですからのう」

寅衛門「あいつ、最初は関心なかったくせに結局最終週を表紙で逃げ切ったな」

寅吉「最後の直線、まさかのネバリです」

寅衛門「法則があると言っていたな」

寅吉「はい、ただこれは正式に運営からアナウンスされていることと、それから日々の観察から得られたことなので、特に秘匿情報ということでもございません」

寅衛門「確認していこうか」

寅吉「主にランキングと評価についての話になりますな」

寅衛門「その2つは別なのか」

寅吉「切り離した方が無難です」

寅衛門「ほう」

寅吉「その話は後回しで、まずTOP画面に出てきたランキングについてです」

寅衛門「部門ごとに出ているな」

寅吉「あのランキングは、多くの方が気づいているように☆の数です」

寅衛門「上位の数、すごいな」

寅吉「はい、そしてこの☆は、カクヨムコン6開始からの獲得数が加算されます」

寅衛門「2020年12月1日以前の☆はカウントされない、と」

寅吉「はい。PVも♡も0からのスタートです」

寅衛門「それは厳しいな」

寅吉「ですのでアドバンテージはあります。お気づきでしたか、更新するとランキングがそこそこ維持されることに」

寅衛門「ああ。あれがあるから皆、毎日連載で最後は疲弊して屍累々……」

寅吉「更新作品は基本、次の日のランキング101位~を保障されます。ただ、何作品も更新された場合は他に法則があるようですが、その事象を観測できる最も適切な時間軸、作者はカクヨムコンに無関心だったため、なんの推測もできません」

寅衛門「…なにそのどうしようもない理由」

寅吉「そしてこの☆ですが、カクヨムコンに参加している人からの価値が低めに設定されています」

寅衛門「過去、非参加者からの☆が1に対して、参加者からの☆が0.9と設定されていたらしいな」

寅吉「その根拠となるURLをお示しできないのが残念ですが」

寅衛門「…儂は知っておる。☆について、もっと恐るべきトラップがあるだろう」

寅吉「これは知った時、震えましたな。同じ自主企画に参加しているアカウントからの☆評価は、奥様、なんと驚きのこちら、0!、0!、たったの0でございます!」

https://kakuyomu.jp/info/entry/2020/11/30/170000

寅衛門「作者を含めたBL作家なんぞ、だいたい同じ企画に集まっていて顔見知りではないか!そこからの評価がまるっと0とは。恐ろしくてヒゲが縮まったわ」

寅吉「読み合い自主企画での☆の投げ合いを評価とは認めない、という運営の意向です」

寅衛門「あそこで仲間内に閉じてしまうと、過疎ジャンルの作品は確かに不平等だな」

寅吉「そんな方法で、毎日のランクの積算は週間ランキングとして、すなわち、7日間の間にどれだけ☆を獲得できたか、という順位で公開されておりました」

寅衛門「これはまあ、眺めていればそうだな、と」

寅吉「…余裕のあるようなこと言ってますが、更新される0時過ぎに毎回かじりつきでみていたではないですか」

寅衛門「…にゃあ」

寅吉「そしてここからが重要ですが」

寅衛門「にゃあ」

寅吉「おそらく、TOPに表示されている週間ランキングと、運営が持っているランキングは全く別物です」

寅衛門「え?」

寅吉「週間ランキングはあくまで、どれだけ☆を獲得したか、どれだけ期間中走り続けたか、の2つのパラメーターしか反映していません」

寅衛門「毎日出さなきゃいけないデータだから処理軽減のためのパラメーター制限か、あるいはまあ、うん」

寅吉「…その辺、作者の本職も"評価者"に位置するので、めっちゃわかりみー、などといっておりますな」

寅衛門「…あいつの精神年齢、中学生だな」

寅吉「分かり切ったことですな」

寅衛門「ともかく、♡もpvも、週間ランキングには反映されなくても、運営の手元にあるデータにはしっかり記録されている、ということか」

寅吉「それにどのような係数をかけて総合点を出すのか、それは非公表です」

寅衛門「うーん、確かに胴元が必ず勝つ賭場、だな」

寅吉「アツくなったら負けです」

寅衛門「あと何かあったか」

寅吉「もしかしたら、複垢BAN祭りが起きる可能性があります」

寅衛門「ん?ああ、確かに誰かの複垢のアリバイ工作だろこれ、みたいなのあるな」

寅吉「例えば自主企画に知り合いみんなで参加して、…みんなが複垢作って、それで☆を投げ合った場合、最終的な評価は推して知るべし、ということですな」

寅衛門「正々堂々と殴り合え、ということだな」

寅吉「…いや、仲良くしてくださいよ、なんでバイオレンスにはしるんですかのう」

寅衛門「じゃあ本当のランキングはいつ発表されるのだ」

寅吉「そのような日は来ません。参加者はただ、中間選考の発表を座して待つのみです。宝くじの当たり発表ルーレットを凝視する気分で…!」

寅衛門「なにその胃痛起きそうな状況」

寅吉「なので、あとはもう、気を楽にして毎日をエンジョイするのがいちばんですな!」

寅衛門「果報は寝て待て、か」

寅吉「時々作者、待っている間にいろいろと忘れちゃいけないことまで忘れ去っていますな」

寅衛門「加齢か」

寅吉「そうかもしれません」

寅衛門「ここの作者は次作に取り掛かるみたいだな」

寅吉「ああ、それは前向きというより、本職からの現実逃避ですな」

寅衛門「ダメだな、あいつ」

寅吉「生温かく見守ってやってください(ワシらの出番が増えるかもしれませんぞ…!)」


寅衛門「そんなこんなで」

寅吉「虎猫ズ!」

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