ハッカー、セキュリティーエンジニアの日常。私の体験と知識が元。

@Yuki199724

やあ、友達。

#頓呼法

やあ。


やぁ、友達。


いや、それはダサいな。


何か呼び名をつけようか。


でもそれは”危険”だ。


頭の中だけで話そう。


ヤバい…..


俺、架空の人間と話してるよな。


昨夜、幼馴染のところへ行くべきだったが・・・・



俺が行ったのは、実は・・・・・・・・・・・・


バー。


安くカクテルが飲める場所。


だが、そこのWi-Fiがどこかおかしい。


「やあ。俺はセドリック。君はアディスだろ?

ここの経営者。」

こいつは、訝しげな表情で俺を見ている。

「何か用ですか?」

「ここのバーは気に入ってる。Wi-Fiが滅茶苦茶速いからね。

光ファイバーのギガビット単位のWi-Fiなんて滅多にないよ。

やるね。

でもそこが気になった。

だからハッキングした。」

ギガビットってのは、4Kの動画を10秒でダウンロードできるような速さだ。


「ハック????」

彼は相当困惑しているようだ。

”ハッキング”、という単語にマジでビビってる。

正直笑うな。

だが、ここで引くわけにはいかない。

人を騙すのも、一つの方法だ。

「君は裏でプロトーンズガールズってサイトを運営してるだろ?

Torネットワークを使ってて、一般人にはとても見つけづらいけど、でも、俺は見た。」

「ハッ・・・・・・」

「君はオニオンルーティングプロトコルを信用しすぎだ。それは君が思っているより匿名じゃない。」

「Exitノードを抑えたもの、つまり出口を抑えたものが、全てのトラフィック、通信、内容、メールをコントロール、制御する。」

「それが俺だ。」

彼は相当ビビってるな。

Torってのは、匿名ブラウザ、匿名サーバーだ。

オニオンルーティングプロトコルってのは、要はTor。

「今すぐ出ていってくれ!!!」

「全部知ってる。E-メール、VPN、チャット、ツイッター、・・・

あと、写真」

彼の目の前で全ての証拠の紙束を見せつける。

「出て行ってくれ。それか、け...」

「警察を呼ぶのか?100万人以上に公開している児童ボルノがバレてもいいのか?」

「・・・カネが欲しいんだな?でも、いくら払ってもどうせ脅され続ける。

キリがない。どうせいくらでも脅され続ける。」

「・・・・・合ってるね。一部はね。」

「俺はね、いつもは全部PCで、オンラインやIRCで済ますんだがね、今回はAFKで、対面で話そうと思ってね。」

AFKってのは、キーボードから離れるってことさ。

IRCは、要はハッカー御用達のチャットサーバー。

「社会不安障害を治そうと、人に慣れようと思ってね。」

「でも逃げられるかもしれない。君はサーバーのアドミンに電話して、データーを全部ワイプしちまうだろ?」

アドミンってのは、サーバーの管理者。

ワイプってのは、要は削除。デリート、DELETE、削除、削除。

「だから、今の場所と時間でFBIに匿名でタレ込んでおいたから。」

「待ってくれ。カネを払う。いくらだ?いくら欲しい?」

「そこが間違ってるんだよ、アディス。俺はカネになんて興味もない。」

3,4台、パトカーが来た。

そのタイミングでパーカーをかぶって、店から出る。

最高にクールだろ??

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・・・・・

俺はツケられてる。

お偉い人に嫌われたか。

俺なら一人の人生を5分で消せる。

「削除」、だ。俺はあいつを消した。


「おい!そこのお前だよ!

どうした~?

楽しくなるぜ。この世界は。

マジでな。」


???????????????


なんだあいつは。

・・・・・・・・・・・・

関わってもいいことなんてない。


無視をしよう。無視無視。無視だ。イグノアー。

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家に着く。

何をするかって?

デスクトップPCを起動するのさ。


もちろん、OSは、Kali Linux。

Kaliは、環境構築が楽だから気に入ってる。

最初から様々なツールが入ってるからね。


椅子に座る。

ゆっくりしよう。

さて。

デスクトップに、さっきのオーナーの証拠のフォルダがある。

それをHelonexSoundでAESでパスワード付きで暗号化して、CD-Rに焼く。

AESは、暗号化のプロトコル、手順。そんなもの。


それをディスクケースに保管しておく。


このソフトなら、普通の人には”ただの音楽CD”にしか見えないからね。

でも、俺みたいなやつはそれを解析して、データーを引き出すのさ。


こうやって、人をCDの墓場に埋葬する。


これが俺の日常さ。


俺はただ世界を良くしたいだけなんだ。

でも、俺にそんな力なんてない。

…………………………..



寂しい。


寂しい。


寂しい。


寂しい。


寂しい。


両親は、いないんだ。俺には。


たまに寂しさに負ける。


俺は普通じゃない。


そういう時に何をするかって?


俺は、オキシコンチンだ。


中毒にならないために、3.5mg以内に抑えるんだ。


耐性を作らないためにね。


禁断症状用に、サブオキソンも用意してある。


はぁ。眠たくなってきた。


薬のせいだ。


このままゆっくりしよう………


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