第13話 コロナとネットが産んだ孤独。


コロナの終息はいまだに見えませんね。


個人的な見解だとおそらく、ワクチンの摂取が始まりましたが安全性が疑問視されている以上まだまだかかるのかなって思います。まあ、ワクチン摂取の恐怖感を煽っている人たちがいるので安全性について正しく知られているとは到底思いませんが。


コロスケの影響で、生活様式が大きく変わりました。これからもおそらく元に戻ることはないでしょう。

なぜなら、人と関わる時間が少なくなってしまったからです。

家族と関わる以外は基本的に人対人の接触は買い物くらいになりました。仕事もテレワーク、飲み会は原則ダメ、飲食関係も時短営業。人と関わる機会が大きく削られて、関わり方を忘れる人が増えるでしょう。


ここで問題になるのは、『孤独』です。


今の時代、誰とでも繋がれる反面、誰かと繋がっている感覚は薄くなりがちです。孤独は精神的なものという認識が強いかもしれませんが、どちらかというと肉体的な面での要因が大きいです。家にいても誰かと繋がれる、わざわざ、外に出なくてもスマホを見ればいっぱい人がいる。こんな思想になりがちです。ネットの人間関係は簡単に切れますからね。ブロックだったり、非通知だったり。無理してでも人と繋がろうとは思わなくなります。

こうなると怖いのが、現実に戻った時ですね。自分はネットの関係ってどちらかというと幻影に近いものだと思ってます。そこにあってないもの。機械越しでないと人と繋がれない、現実の自分の周りには誰もいない。コミュニケーションのツールだったはずがコミュニケーションそのものになってる。まあ自分も人のこと言えませんが。

これも孤独の一種だと思ってます。『現実孤独』とでも言いましょうか。幻影の中では人と繋がれる。でも、そこから目をそらすと誰もいない。無理してでも現実で人と繋がるって大切です。


それを利用したアプリが最近話題ですね。clubhouseのことです。

あれはうまいですね。本当に。

招待制にすることで、限定感を出す。招待されたという優越感、招待できるという強者感。『孤独』というものをうまく利用したうまいビジネスです。コロナ禍でなくても流行ったでしょう。現代人は孤独に対する耐性がありませんから。だから、簡単に繋がれるものの開発が進んだ。でもそれは、簡単ゆえに『現実孤独』を生み出してしまった。


『孤独』には強さが必要です。それも、とんでもなく強靭な。耐えるためには、耐性をつけるには、経験するしかないというのも『孤独』の怖さです。そこで乗り越えなければ死にますから。それなら孤独にならなくするしかない。無理してでも人と繋がることをしなきゃならない。幻影ではなくて直接存在を確認できる人と。


ただ、一つ言えることは『孤独』に耐性ができている人は、できてない人よりも人として格が違う。

こればかりは選択です。

ギャンブルみたいなものですね。

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