第11話 才能って意外と近くにあるものだと思うんです。

人生を決定づける大きな要因として「才能」というものがありますよね。


大人になっても、この2文字に振り回されます。

自分も振り回されている最中です。


そもそも才能ってなんでしょうか?


先天的なものもありますし後天的なものも。

先天的なものはどうしようもありません。

生まれる前に決まってしまいますから。


先天的な才能で、一番身近なものは声だと思います。

よく「声は両親からのプレゼントだから」と言います。

綺麗な歌声はどんな状態の人間でも心を癒してくれます。

こればかりはどうしようもない。

配られたカードで戦わなくてはいけない。


次に後天的な才能ですが、こっちは多すぎますね。

頭の良さだったり、絵のうまさ、自分が1番欲しい文才すらも後天的な才能の一つです。


多くの人の人生を左右するのはどちらかというと後天的なものだと個人的に思ってます。

シンプルに後天的な才能は生まれた環境に大きく左右します。

そう考えると、子供は生まれてくる家を選べないのである意味で先天的なものなのかもしれない。


あれ?後天的な才能ってなんだっけ?


いろいろ考えたのですがなかなか答えが出ませんでした。


その中で自分なりに答えを出すとしたら、

「才能は日常的に無意識に考えている物のこと」

何言っているかよくわからないかもしれませんが、この答えに至った経緯はある大物お笑い芸人の方の発言からでした。

そのかたは天才と言われていて、お笑いの時代はその人の前か後で決まると言われるほどの人です。

その人に後輩の芸人さんが質問をしていたんです。

「〇〇さんはどうやってネタつくているんですか?」

その質問に対する答えが、これが才能かなと思った瞬間でした。

「作り方なんて考えたことなかったな。言われてみれば、ずっとこんなこと考えてきてたから自然と頭の中から出てくるのかな。」

これが、才能の正体だと思います。


日常的に考えて、勝手に出てくるもの。

これが全て頭の中で経験値として溜まって、それが外に出ることで才能になる。

才能は自分が知らないうちに時間を使い、頭を使ったもの。

経験と言って終えばそうかもしれませんが、意外に無意識というところがミソだと思ってます。


「楽しんだものには勝てない」

と言いますが、それより強いのは日常的にそのことについて考えることだと思います。

楽しもうという意識すらない、その先の領域。

これが才能だと思います。


皆さんにもあると思いますよ。

日常的に頭の中にあるもの、考えてること。

それがもしかしたらあなたを導く大きな才能なのかもしれません。

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