ミサトの不思議な冒険

はじめに

　諸般の事情により掲載順序が前後しています。本来は、

　エミの青春　→　目指せ！　写真甲子園　→　ミサトの不思議な冒険

　こういう時系列になります。目指せ！　写真甲子園の続編になりますから、出来れば読んで頂ければ嬉しいところです。あらすじだけ書いておくと、

『高2になったエミは野川に誘われて写真部に入ります。写真部は3年生が不在で、2年の野川が部長、藤堂が副部長、後は1年のミサトとアキコでエミが加わって5人の小さな部です。

　入部 早々エミが知ったのは写真部が同好会に格下げされる危機にあることで、これを回避する条件は写真甲子園の初戦審査会突破なのです。

　ところが部長の野川はあきらめムード。初戦審査会に出場するには、宗像のグループとの校内予選に勝たなければなりませんが、写真部は去年も敗れ、今年も歯が立たないと野川は言います。

　納得できないエミは他の部員たちの意見も聞いて回りますが、野川と宗像の因縁、さらになんとか野川を盛り立てて宗像に勝ちたいの意思を知ります。

　エミはアカネに連絡を取り、オフィス加納から弟子で良いのでボランティアのコーチをお願いできないかと頼みます。

　そして現れたコーチがなんと麻吹つばさ。世界一のフォトグラファーです。麻吹は宗像との差など大したものではないと豪語し、エミたちを鍛え上げます。

　イブの決戦で宗像たちを破り、初戦審査会、ブロック審査会と勝ち上がり決勝大会に進出。開会式には海外からのサプライズ参加の強豪チームもあり、エミたちは驚かされます。

　ファースト・ステージ、セカンド・ステージと大会は進み、異例の設定となったファイナル・ステージでエミは取って置きの秘策で臨みます。』

　この時の優勝メンバーが野川、エミ、ミサトになります。ミサトは、翌年は部長として写真甲子園に臨みますが、惜しくもブロック審査会で敗退。西宮学院への進学を目指すところからお話は始まります。

　ユッキーとの因縁もこの話の背景の一つですが、これは怪鳥騒動記を踏まえています。わかりにくいようでしたら、そちらも併せてお読みくだされば幸いです。