1-4 女の子と出会う

1-4 女の子と出会う:見た目で勝負できないなら、ネットの話術に全てを賭ける


 筆者はいわゆるフツメンで、おまけにひげが異様に濃いというマイナスポイントもありますが、読者の中にはイケメンもフツメンもブサメンもいることでしょう。

 女の子争奪戦でいきなりナンパ、合コンなど見た目勝負、リアルタイムコミュニケーション勝負の勝負に持ち込まれると文系イケメンチャラ男や遊び人DQNにおいしいところを持っていかれるのは目に見えています。


 ですから、まずは同じ趣味同士の掲示板などで、気の利いたレスをしながらターゲットを探すことです。オタク系男女向けの出会い系サイトを使うのもいいでしょう。筆者の場合はとあるゲームのファンサイト掲示板のキャラクターなりきりカップルからリアル恋愛に発展しました。

 普通の出会いでは第一印象やルックスが最も重要だと言われますが、この方法では第一印象やルックスでの選別を回避して、人柄で勝負できるところがポイントです。人柄を受け入れてもらえればルックスの不利はかなりカバーできます。


 相手は最初は女性であることを隠している場合もありますが、お友達になって気心が知れてくると、会話の端々に女性特有のキーワード(化粧品=コスメ、アクセサリー、洋服、女の子趣味(着せ替え人形など)、アロマ、占い、恋、BL=ボーイズラブなど)が現れてくるようになります。また、友達関係を発展させるために、自分から女性であることを明かしてくる場合もあります。


 気の利いたネットトークをするにはどうするか。そのためには、理系オタク男子諸君の得意な調査・研究で、とにかく話題の引き出しをたくさん持つことです。ネット恋愛は情報戦です。文系オタク男子は調査に慣れていないかもしれませんが、ここは一つ努力しましょう。


女性の好む物をひたすら調査していくと、女心のなんたるかもだんだん分かるようになってきます。女心を理解していると、女の子の間合いに入っていきやすく、女の子も警戒を解きやすくなるので、普通のナンパ系男性誌をあたるより女心の自力研究のほうがためになります。ちょっと恥ずかしいかも知れませんが、本屋さんでターゲットにしている女の子の世代向けの女性誌(少女雑誌の場合もあるかもしれません)を何冊か買って、じっくり読んでみることをおすすめします。


 女性誌の中では「CanCam」が一番読まれているようですが、恋愛色が薄く、読み物の部分の量が少ないので、直接的に参考になる情報は少ないです。「ViVi」は読者年齢層が20代前半で、比較的恋愛を意識した誌面作りがされていて、女の子の本音に触れられる記事の割合が多いです。「anan」は読者年齢層が18歳から35歳と幅広く、若干平均年齢層が高めです。sex特集が定期的に組まれるなど、恋愛を全面に打ち出した誌面作りがなされているので、情報源としては悪くないと思います。


 ただ、注意が必要なのですが、女性誌を読んでいることは絶対に話してはいけません。女性誌を読んでいることがばれると女の子に確実に引かれます。


 あと、自分の話題を一方的に語るだけでなく、必ず相手に「何が好き?」「何々は好き?」「何々についてどう思う?」と質問を投げかけ、女の子の回答のキーワードに絡めたトークでつないでいくと、女の子もすらすらと自分のことをしゃべっていきます。これができるためには、少なくとも相手の3倍の情報量のストックが必要です。


注意しなければならないのは、会話の流れと無関係に、一方的にこちらの聞きたいことを次々質問するのは女の子に嫌がられるということです。あくまで自然なネット会話の中で、自分の聞きたい内容のキーワードが上ってくるように、うまく誘導する必要があります。これは勉強と実践訓練あるのみです。人間は相手が自分のことを理解してくれたと感じると、親密度が上がったと感じるものです。これを繰り返して、ゲームショーや、コミックマーケットなどの同人誌即売会などの機会を利用して実際に会うのが最も手っ取り早いです。しかしこれらは開催時期が限られていますので、これらとタイミングが合わない場合には思い切って、二人で会う機会をセッティングしましょう。


 初めて会う時には、確実に会えるように、デジカメ撮影でも携帯カメラでの撮影でもかまいませんので、顔写真の画像をメールで送ってもらいましょう。当日の服装の特徴などを伝えるだけで会おうとするのは失敗率が高いのでやめましょう。

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