異世界の取説

原幌平晴

第1話 転移魔法

 えーと。あまりきちんとした構想練ってないのでアレなんですが……。


 転移魔法って、手軽すぎるとエネルギー保存則が崩れますよね、というお話し。

 もちろん、なにしろ「異世界」なわけで、物理法則を無視した「魔法」なんてのもバンバンあるわけで、「気にするな!」と言われるとそこまでなんですが。

 迷宮なんかのトラップで、罠を踏むと坂道の上から岩がゴロゴロとかあるじゃないですか。で、行き止まりの所に転移魔法陣があって坂の上に転送されたら? はい、魔の永久機関が完成ですね。あ、文字通りの「魔の」だw

 転がる岩に追われて逃げた冒険者パーティーも転送されたら、無間地獄も併設されます。


 さすが異世界! 現実には出来ない事をやってのける! そこにシビレル! 憧れる!!


 ……それは良いとして。これ、例えば岩を転がす代わりに水を流して、途中に水車とか置けば無限に発電できたりしますね。良いんでしょうか? エネルギー保存則的に。

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