第3話 私と彼女を出会わせたのですか。
好き。その一言が言えなかった臆病者の私は、どれだけの大馬鹿者なんだろう。彼女の太陽みたいな笑顔が好き。鈴が鳴るような可愛い声も、雪のように白く滑らかな肌も。何より、誰よりも美しい、純粋な心を持った彼女が好きだ。けど、そんな彼女はあの人のもの。私には届かない。ああ神様、どうして。
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