生きる意味がなかったので異世界を救うことにした。
眞虱七火(ましらみななび)
第1話『導きの鴉』
神木が、
「……」
「お主はそれでいいのか?」
「此れは約束じゃ、
「……」
「実り子は必ず俗世を裏切り、破滅を導くじゃろう」
雨上がりの
「(そろそろ18区を抜ける頃か…)」
光の入らない、人形の瞳を持つ青年の様な姿をしたそれは立ち止まり、天使の梯子が掛かる空を見上げた。
まるで天を
「(カラスという生き物が好きだ。16区で発見した古代の遺産には、黒く空を駆ける生命はカラスであると記されていた)」
「(カラスが降り立つということは、生命を維持する資源である『命力』がどこかにあるということだ)」
何も無き湿った丘を下る足音が再び静寂をノックし始めた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます