02

 いつのまにか眠って。そして起きて。いつものように生きる。

 限界だった何かは、まだそのまま胸の奥に残っている。見ないふりをしているだけ。

 今日をひたすら消費して。帰る。どこへ帰るのかは、自分にもわからない。

 ひとりでいると、とめどなく泣いている。なみだだけが、流れて。そして、またいつのまにか眠って。

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