第17話・管理人
「人間のお客様は久しぶりなんです。」
“人”を強調しているエリーさんは、さっきまでのふんわりとした雰囲気はどこへやら。
「ふふっ、楽しい御方ですね。勿論、嫌味などではなく…。純粋に、楽しくしてくださる方…。よかったですわね、
また顔に出ていたのだろう。エリーさんは穏やかな微笑みを、
さっきの、一瞬エリーさんを警戒して身構えたオレが恥ずかしい。
『ホント、賑やかになりましたよ。』
にぎやか、ねぇ…。お前、何もせずに近くにいるだけだったとき、すげー怖かったよ?エリーさんといたときって……。
こんな美少女と仲良くなるのにこんな性格じゃ、多分無理だし……?
「あ"っっ、自己紹介!!オレ、名前とか言うの忘れてた!
『ふふ……ッ…、…っは……くふふ……ッ。』
今度は、
「ちょ、
怒るオレを宥めるために、
『エリー、
「まーたバカ言う!!!人をバカにするのも大概にしろよな!!」
「あらあら。
それと…、わたくしのことはエリーと…、呼び捨てで構いませんよ?」
そう言い、エリーさんは微笑んだ。
「で、でも!
「“
『そうそう。それが
こうして、図書館の2階_____“資料の間(オレ命名)”の管理人・エリーと出会った。
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