会話91.ダラダラした日
「あ~~~……今日は何もしたくない~~~……」
「随分だらけてるなアスカ。プールの反動か? また筋肉痛か?」
「筋肉痛は平気ー。ほんとは今日、おばさん帰ってくる予定だったんだよねぇ?」
「あぁ、それか。母ちゃんなら帰国が1日遅れるってことになったから、明日だな」
「久しぶりに会えると思ったのにー……。だから今日はダラダラしようかなぁって」
「アスカ、そんなに母ちゃんと仲良かったっけ?」
「オウカでしょ、おばさんと遊べばそれがお礼になるって言ってたの。だから張り切ってたのにぃ」
「あぁそうか。そう言えばそんなことも言ってたよな俺」
「忘れてたの? おじさんにはお礼言ったけど、気にしないでとか言われちゃったし」
「俺も残った金返そうと思ったら、どうせまたアスカと一緒に出掛けるんだから取っとけって言われたわ」
「律儀だねぇオウカは。私ならそのまま貰っちゃうよ」
「いやほら、俺等で初デートするって話したろ? その費用を貯めておこうかなと」
「そういえば初デートするなんて話したねぇ」
「忘れてたのかよ?」
「あんま覚えてなかったなー、あははー」
「気にしてたの俺だけかよ……。で、どーする? どんなデートにする?」
「あれ? 私に聞くの? なんかサプライズとかやってくれるのかなーとか思ってたけど」
「いいかアスカ。大事なことを一つ教えよう。デートはな、下手なサプライズはしないでちゃんと相手と相談した方が良いんだ」
「そうなんだ? なんか詳しいねオウカ」
「いやなんか、彼女持ちのダチに聞いてみたら変なサプライズしたらドン引きされたって言ってて……」
「あはは、なるほどねー」
「それで相談してみようかなと」
「じゃ、二人でデートプラン考えてみよっか」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます