会話88.ちょっと拗ねる

「久々にプール来たけど楽しかったな。スライダーめっちゃ滑ったからか、流石に身体いてーよ」


「そうだねぇ。またこよーねー」


「アスカ大丈夫なのか? あれだけ滑って明日筋肉痛とか……」


「たぶんなるね。この感覚は確実になる……!!」


「えっと……サプリとかとって、睡眠たくさんとったりとか、後処理ちゃんとすれば筋肉痛が軽減されるらしいぞ」


「そうなの?」


「俺も軽く調べた話で詳しくないけどな」


「そういうこと知ってるなら前に教えてくれれば良かったのにぃ」


「いや、こないだお前が筋肉痛なった後に調べたから」


「へぇ、わざわざ私の為に調べてくれたんだぁ」


「何度も筋肉痛と風邪を繰り返されても困るからな……」


「そんな何度もしませんー。もう大丈夫!!」


「今日はプールで露出多かったし気を付けろよ。尻も丸出しにしたんだから……あっ」


「……~~~~ッ!!」


「無言で!! 無言で叩いてくるな!! あれは事故だろ!!」


「思い出させるなぁッ!! 恥ずかしいのぉ!! オウカのバカ!!」


「お前、上は平気だったくせになんで尻で……」


「オウカが無理矢理脱がせたからでしょッ!! アンダーあったとは言え……いえ……前から後ろから……」


「出口は他に人いなくて良かったな……いやマジで。あとちょっと遅かったらヤバかったけど」


「うぅ……見られたのがオウカだけで良かったけど……。オウカなんてもう知らないっ!!」


「あーもー、めんどくせーアスカが発動しちまった」


「めんどくさいって言ったぁ!! 女の子の下半身みといてぇ!!」


「人聞きが悪い!! 怒んな!! 拗ねんな!! 悪かったから」


「……」


「あー……アスカその……。アイス食べたくない?」


「……ッ?!」


「ちょっとお高いアイス、機嫌直してくれたら奢っちゃうんだけどなぁ?」


「……カップの?」


「……カップでもクリスピーでも何でも」


「よしオウカ!! コンビニへゴーだ!!」


「即行で機嫌直って子供かお前は。おい、くっつくなよ。歩きづれーよ」

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