「アスカって昔さ、俺の事あだ名で呼んでたよな」

「あー、そう言えばそうだね。オーちゃんって呼んでたよね」

「俺はアスカの事、ずっとアスカって呼んでたけど」

「いやいや、小学生の頃はアスカちゃんアスカちゃんって呼んでくれて可愛かったのに……」

「さすがに中学生になって、アスカちゃんは呼びにくいだろ」

「まぁ、男の子はそうかもね。良く茶化されてたし」

「んでさ、いつからアスカは俺の事あだ名で呼ばなくなったんだっけ？」

「確かー……中学２年の頃じゃ無かったっけ。１年の頃はオーちゃんって呼んでたし」

「あー、その頃か」

「あれ？　オーちゃんって呼ばれたかった？」

「いや、単にふと疑問に思っただけ。流石に高校生にもなってオーちゃん呼びは……なんかバカップルっぽくねぇ？」

「確かにそだね」

「でも、なんで呼ばなくなったんだ？」

「あー……それ聞いちゃう？　聞いちゃうか～……聞きたい？」

「いや、言いたくないなら……」

「しょうがないなぁ～、そんなに聞きたいなら教えてあげようかなぁ～」

「アスカ人の話を聞いて、お願い」

「そう……あれは花も恥じらう中学２年にしてはおっきめのおっぱいを持って刺激的系美少女に成長したアスカちゃんが、ふとしたことで友達に言われたことが原因なのです……」

「語り始めちゃったよ」

「その日、私は言われました……『オウカ君の事、オーちゃんって呼んでるけど付き合ってるの？』と……」

「はぁ……」

「おしまい」

「思ったより理由が浅かった！」

「いやでもさぁ、確かに付き合ってないのにオーちゃん呼びは確かに変かなぁって、オウカって名前呼びにしたんだよね」

「まぁ、呼び方変えただけ態度なんも変わんなかったから気にしなかったけど」

「どうする？　こんどからオーちゃんって呼ぶ？」

「うんにゃ、名前呼びのままで良いわ。理由分かってスッキリしたし」

「わかったよーん。オーちゃん☆」

「おいやめろ！」

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