付き合ってるようで付き合ってない、でも周囲からはどう見ても付き合ってるようにしか見えない幼馴染の男女の日常会話

会話3.放課後

「オウカー、今日の晩御飯、何が良い？」

「晩飯かぁ……アスカの料理は基本的に何でも美味いからなぁ……」

「ちなみに何でもいいって言ったら、今日の晩御飯はカップ麺になります」

「何でも……いいわけないな。ちゃんと考えよう。そうだな、シチューが良いなぁ」

「支柱？」

「柱は食えないなぁ」

「市中？」

「引き回しされる趣味はないな」

「死中？」

「活を求めたい……っていつまで続けるんだよこのボケは」

「凄いねぇ、オウカ。全部同じ発音なのに全部適切な返しをしてきた」

「お前の言うことはだいたい分かるわ。で、シチューがいいな今日は」

「そうだねぇ。そんなに寒くないけどシチュー久しぶりだし良いよね。ホワイト？　トマト？」

「ビーフ……」

「ブッブー、予算オーバーでーす」

「んじゃ、ホワイトシチューで。チキンが良いな」

「そだね。胸肉安いし、それでシチューにしようか」

「えー？　モモ肉が良いなぁ。あっちの方が油あるじゃん」

「オッパイ好きなくせに、鳥は胸肉好きじゃないんだ」

「鳥のオッパイは脂肪少ないだろ。アスカの胸くらい脂肪がたっぷりなら胸肉も良いけど……」

「セクハラー。セークーハーラー」

「いやおかしいだろ、お前から話をふってきたんだろ。むしろアスカがセクハラだろ」

「私みたいな美少女にオッパイって言われるの嫌いなの？」

「自分で美少女とか言うな」

「嫌い？」

「……」

「きーらーいー？」

「……嫌いじゃない」

「よろしい。正直なオウカ君には今日の夕飯のシチューを食べる権利をあげましょう」

「え？　答えて無かったら夕飯抜きだったの俺？」

「ほらほらー、お買い物して帰るよー。あ、ちゃんと料理も手伝ってよねぇ」

「わかったわかった、そんな引っ張るな。胸当たってるぞ」

「だってオッパイ好きなんでしょ？　サービスサービスー」